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概要編集

ネオ・ブリタニア帝国皇帝直属の騎士団。旧ブリタニア帝国ナイトオブラウンズの流れを汲む集団であり、ネオ・ブリタニアの中核を成す最高戦力たる部隊。

騎士団の定員は11名で、騎士団長はヴァイス・キングであるノーランド・フォン・リューネベルク


ノーランド以外のメンバーは、かつてのラウンズを思い起こすような白い専用の騎士服に身を包んでいるが、デザインが統一されていたラウンズと違ってこちらは自由にカスタムできるらしく、服のデザインが各人によってそれぞれ異なる。そして、ノーランドの騎士服だけは黒い。

加えて、各々が自分のパーソナルカラーのマントを着ていたラウンズとは違って、彼等はマントが確認されない代わりに襟の内側やカフがパーソナルカラーに染まっており、マント自体の着用の有無もメンバーによって異なる。

各々がチェスの駒になぞらえた地位を与えられ、特権として自分の領地や直属の部隊を持つ事ができる。


ナイトオブラウンズとの相違点編集

一応は皇帝直属と銘打ってはいるが、ラウンズは命令権も任命権も全てブリタニア皇帝が持っていたのに対して、ネオ・ブリタニアはヴァイス・キングのノーランドが皇帝をお飾りとして掲げている傀儡国家である為、アインベルクを含む国家の全権限を持つのもノーランドであり、アインベルクも実質皇帝ではなく彼の指示で動く。

また、ラウンズは領土の保持はナイトオブワンだけの特権だったのだが、こちらはネオ・ブリタニアの領土と統治体制の問題か、所属する騎士全員が領土の保有権を持っており、各騎士がホッカイドウの領土を分割統治している。


また、最大の相違点の一つとしてラウンズは純粋に戦闘力で選ばれた騎士団だったが、こちらは同じ騎士団内に二つの役割が存在し、戦略面を得意とするヴァイスリッター、実戦面を得意とするシュヴァルツリッターのグループに分かれており、ヴァイスリッターの方はスタンリー・フォンブラウンのように、KMFの操縦技術や実戦での戦闘力を一切持たないメンバーもいる(というよりスタンリーは、ノーランドに技術者としての能力を買われて取り立てられた特別枠なので、戦略面での能力も全く見られない)。


同時に、ラウンズはナイトオブワン以外は横並びで階級の上下はなかったが、アインベルクはチェスの駒の称号通りキングのノーランドをトップに据え、クイーンのナラ・ヴォーンキャサリン・サバスラが表向きのNo.2で、ルーク・ビショップ・ナイトはキング・クイーンの三人より序列は下で横並び(ただし、シュヴァルツ・ルークのクリストフ・シザーマンはノーランドとの個人的関係の深さから、彼が事実上アインベルクのNo.2となっている)、ポーンが一番格下と明確に序列が存在する。

序列が上の騎士は、下の騎士に対して命令権があり、基本的にはその命令に逆らう事はできず、同じアインベルクでも上位の騎士と下位の騎士で持っている権限は異なる(劇中では、シュヴァルツ・ビショップのヴァルター・リントシュテットでは通れない通路を、ヴァイス・クイーンのキャサリンの権限を使って開けている)。


そして、アインベルクの実態はノーランドが自身の計画を遂行する時間稼ぎをする為の部隊であり、純粋に実力のみで選ばれた精鋭揃いのラウンズとは違って、アインベルクはノーランドが利用しやすい人間を集めただけに過ぎない。その為、実際はカークウェイン兄弟やヒース・ロットを初め、中間以下の騎士達は実力も経験も不足している弱輩ばかりであり、本当にエースと言える実力があるのはクリストフとクイーンの2人、そしてノーランド自身の計4人だけである。スタンリーは技術者としての才能を持ち、ヴァルターは内政や戦闘指揮などKMFの戦闘以外の分野で長けている。

実質、ノーランドにとって重要なのは自身の計画上最重要な兵器を開発していたスタンリーと、せいぜいギアスの研究をしていたクリストフだけで、それ以外のメンバーはクイーンのナラとキャサリンですら、いつでも使い捨てられる文字通りの「捨て駒」でしかない。


加えて、乗っている専用のKMFに関しても、各々がフレーム構造が個別のワンオフの専用機に乗っていたラウンズとは異なり、ノーランド専用機のファウルバウト以外は、純粋なワンオフ機ではなく共通のフレームを個々人に合わせて塗装・カスタマイズした汎用機である。

特にルーク以下の機体は、頭部が各席次を表す駒のデザインになっている事と武装とカラーリング以外は、完全に同一形状の機体である(ただし、細かく分類すればラウンズの機体も完全なワンオフはヴェルキンゲトリクスと改名されたサグラモールと、初の第七世代機であるランスロットのみで、それ以外の機体は全てランスロットの派生か原型となったKMF自体は存在する)。


機体の名前も、円卓の騎士で統一されたラウンズの機体に対し、こちらは北欧神話関連で固められ、更にファウルバウト以外は称号にちなんだ名前で統一されている。クイーン専用機は読み方を変えた同一人物の王女ルーク専用機は城の名前ナイト専用機は馬の名前で一括りにされている。なお、レヴィルテインは北欧神話に登場する魔剣の名前。

加えて、そもそもKMFに搭乗しない騎士もおり、技術者のスタンリーの他、ヴァルターとヴァイス・ポーンのグリード・カークウェインで、ビショップの2人はいずれもKMFには乗らないのが特徴(ヴァルターは最終幕で、グリードは回想でKMFに乗っているが、いずれも量産機のカムデンである)。




メンバー編集

以下の席次のルール上は、「ヴァイス・キング」と同格となる「シュヴァルツ・キング」も本来ならいる筈だが、前述した通り、ノーランドが帝国の事実上の最高権力者なので、彼と対等の「シュヴァルツ・キング」は存在しない。

この為、アインベルクの定員は11名だが、本来の理論上の定員は12名なので、ラウンズの定員と同じになる。

最終的には戦死や自決、用済みとして処分されるなどで8名が死亡、生存者は3名のみとなった(◎は生存者)。


席次名前搭乗KMF
ヴァイス・キングノーランド・フォン・リューネベルクファウルバウト
シュヴァルツ・クイーンナラ・ヴォーンクインアスラ
ヴァイス・クイーンキャサリン・サバスラクインクラカ
シュヴァルツ・ビショップヴァルター・リントシュテット-
ヴァイス・ビショップスタンリー・フォンブラウン-
シュヴァルツ・ルーククリストフ・シザーマンエルグリプス
ヴァイス・ルークディボック・メルテエルカルマル
シュヴァルツ・ナイトアーノルド・レンクヴァルプニル→ローエングリン
ヴァイス・ナイトヒース・ロットフレイプニル
シュヴァルツ・ポーングラン・カークウェインレヴィルテイン
ヴァイス・ポーングリード・カークウェイン-

余談編集

一部メンバーの担当声優は、コードギアスシリーズの過去作品でも名前付きの端役を演じた経験がある。


関連タグ編集

コードギアス奪還のロゼ ナイトオブラウンズ


チェス――アインベルクの称号のモチーフで、六種類の駒が存在する。


ブラックナイトスコード同年に公開の作品に登場した、君主直属の親衛隊。こちらも騎士団がモチーフという共通点がある。

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