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概要編集

神聖ブリタニア帝国皇帝直属の、最大12人の騎士で構成される帝国最強の精鋭部隊。

アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』第1期時点では設定上のみの存在であり、ゲーム『LOST COLORS』で1人だけ登場し、アニメ第2期となる『R2』で正式登場した。


『コードギアス』はアーサー王伝説をモチーフにする事が多い為に、この名もアーサー王に仕えた「円卓の騎士」を英語にしたものから来ている。

(しかし、正しい英語だと「Knight of the round table」)

同様に、彼らの乗るナイトメアフレームの名も全て円卓の騎士の名前から取られている。


皇帝直属の騎士であるため、皇族に仕える臣下の中でも最高位に位置しており、自身のナイトメアフレームを開発する専任チームや直属の部隊までもが存在する。他にもラウンズの騎士は専用の白い騎士服と、それぞれの席次のパーソナルカラーのマントが支給される。


弱肉強食を謳う帝国が誇る最強騎士団だけに、その選定基準はただ実力のみ。

人格、出自、年齢、性別などは一切関係なく、皇帝の任命を受ければその資格を得る。

その為に、メンバーの中には名門貴族から占領地出身のナンバーズまでおり、人格的には一癖も二癖もある人物もいる。


ラウンズに所属する騎士達は、それぞれがナイトオブワンからナイトオブトゥエルブまでの数字が与えられているが、これらの数字はあくまでただの番号の席次であり、ナイトオブワン以外のラウンズの騎士達には、基本的に序列や上下関係などは一切無く、立場はあくまで対等である(小説版によると、就任当初はジノ達に対しても敬語だったスザクに対して、ジノが「ラウンズには数字の順番はあるが序列は無い」と何度も言い聞かせて敬語を止めさせたらしい)。席次は12まで存在するが、必ずしも12人いるわけではなく、空席になっている番号も存在する。


但し、ラウンズの中でも「ナイトオブワン」だけは特別であり、他の騎士達をまとめる事実上の騎士団長の立場になる。それに合わせて他のラウンズの騎士にも無い様々な特権も有しており、その中でも最大の物が希望する植民エリアの1つを統治できる権限である。枢木スザクは当初からその権限でエリア11を統治することを望んでおり、ラウンズ加入とナイトオブワンへの昇格を目指していた。

(しかし、ナイトオブワンは現皇帝シャルル・ジ・ブリタニアにとってはラグナレクの接続」計画の同志という意味合いの方が強かった為に、最初からスザクが拝命する事は不可能だった)


第98代皇帝:シャルル・ジ・ブリタニアの在位期における構成メンバー編集

2番、5番、8番、11番の4人については、作中の時点では空席である(2番はかつての所属者は登場した、5番と番号が明言されてないもう一人も後に判明)。7番も作中でスザクが就任するまでは長らく空席だった。

※1:マンフレディがラウンズを脱退してユーロ・ブリタニアに転向した際に、ヴェルキンゲトリクスという名前に変えられた。

※2:ナイトオブワンに昇格する前のビスマルクはナイトオブファイブだった。

※3:皇妃になる前のマリアンヌはナイトオブシックスだった。

※4:本来のデヴァイサーが行方不明な為に、彼女が保有しているらしい。

※5:パーソナルカラーは赤だが、当時の席次が不明。肩に「ⅩⅢ」の焼き印を刻まれているが明言されていない。


第99代皇帝:ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの在位期における構成メンバー編集

ルルーシュが前皇帝シャルルの殺害を公言していたため、スザクを除いた全員が叛乱を起こしている。生き残ったメンバーはナナリーを担ぐシュナイゼル陣営に加わり、ルルーシュと敵対し続けた。

ナイトオブファイブと「ⅩⅢ」の焼き印を刻まれた者はどちらにも参戦しなかったために生存。

席次名前パーソナルカラー乗機
0(特別枠)枢木スザク黒色ランスロット・アルビオン
1ビスマルク・ヴァルトシュタイン(反乱→戦死)白色ギャラハッド
2空席??
3ジノ・ヴァインベルグ(シュナイゼル派)緑色トリスタン
4ドロテア・エルンスト(反乱→戦死)水色パロミデス
5ノーランド・フォン・リューネベルク(未参戦)??
6アーニャ・アールストレイム(シュナイゼル派)桃色モルドレッド
7空席(スザクが0番「ナイトオブゼロ」に昇格した為)??
8空席??
9ノネット・エニアグラム(消息不明)紫色?
10空席(ルキアーノが既に戦死している為)??
11空席??
12モニカ・クルシェフスキー(反乱→戦死)黄緑色フローレンス
?アッシュ・フェニックス(未参戦)赤色?

※:0番「ナイトオブゼロ」はルルーシュによって新設された。ルルーシュ曰く「ラウンズを超えたラウンズ」。


次代である第100代皇帝ナナリー・ヴィ・ブリタニアの在位期に、ブリタニアは帝政を廃止して超合集国に加盟したため、ナイトオブラウンズも廃止された。

生き残ったメンバーの内、ジノは黒の騎士団に在籍し、アーニャは軍を去っており、ノネットはグリンダ騎士団に在籍している。

ナイトオブファイブは養子の『ⅩⅢ』を子飼いにしたまま密かに光和へと移行した後の世界で現行体制に対する不満を持つ勢力を集め、国家を自称する大規模なテロ組織を立ち上げた。


漆黒の蓮夜』の時代の構成メンバー編集

先代皇帝亡き後、帝位を継ぐはずだった第1皇子が暗殺され、ラウンズのまとめ役であるナイトオブワンも空席の為に、分裂状態にある。

本編に登場するのは主にブリタニア最大の有力者であるロレンツォ・イル・ソレイシィに与しているラウンズ。

近代兵器など存在しない時代の為か、ルルーシュ達の時代と比べ物にならない白兵戦能力を誇っている。この時代では十三番まで存在していた模様。

席次名前パーソナルカラー
1クリストファー・チェンバレン(公式では故人)?
2??
3??
4??
5??
6??
7??
8ヴィクトリア赤色
9??
10??
11??
12??
13バルバロス黒色

※:他の席が埋まっているのかは不明。


余談編集

ナイトオブラウンズの歴史はかなり古く、初代皇帝リカルド・ヴァン・ブリタニアの即位以前、ブリタニア皇族がまだ公爵家だった頃から存在している。中でも、リカルドの部下にして親友だったリシャール・エクトル卿(当時のナイトオブワン)は、リカルドと共に女王を救った騎士であり、ブリタニア国内で様々な作品の主人公になっている国民的英雄である。


ナイトオブナインのノネット・エニアグラムは、PS2及びPSP用ゲームソフト『コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS』のブリタニア側(特にコーネリア)のシナリオを補う為に作られたオリジナルキャラクターであったが、監督である谷口悟朗氏が彼女のキャラクター性を気に入った為に、TVシリーズ本編に正式に登場した異例の逆輸入キャラクター。

ただし、彼女の出番は数回あったものの台詞は一切なく(ゲーム版の方では担当声優はいた)、ルルーシュ皇帝即位後の消息は外伝作品『双貌のオズ O2』でようやく判明する。


ナイトオブツーのミケーレ・マンフレディは、スピンオフ作品『コードギアス 亡国のアキト』にて登場している。

ラウンズを抜けてユーロ・ブリタニアの四大騎士団の1つ「聖ミカエル騎士団」総帥の地位に就いていたのだが、信頼していた副総帥シン・ヒュウガ・シャイングのギアスにより、登場早々に自害させられてしまった。


小説版では、コーネリアとノネットの後輩であるベアトリス・ファランクスが元ナイトオブツーとして登場する。

既にラウンズを抜けて特務局の総監を務めているので実力は未知数だが、昔模擬戦で戦った事のあるノネット曰く「死にたくなった」とのこと。

上記のマンフレディと同じ席次だが、どちらの方が先にナイトオブツーを務めていたかは不明。


ちなみにかつてのナイトオブラウンズは12人の騎士だけでなく、その直属の手勢や組織、ラウンズ候補生などの関連組織・予備戦力が多数付随した一大規模を誇る巨大勢力であった。

しかし、現皇帝シャルルが皇帝に即位した際に勃発した「血の紋章事件」によって内部分裂を起こし、内乱の結果少数派だったシャルル一派が勝利した為に、大粛清の末に殆どの人員が一掃されてしまった事から、大幅に弱体化してしまったのである。現在のラウンズに空席が目立つのもこの事件の影響であり(当時のシャルルに叛旗を翻したナイトオブワンを初めとしたラウンズは、殆どが当時ナイトオブシックスだったマリアンヌによって殺害された)、事件後はマリアンヌがシャルルの妃に迎えられたのもあって、かなり長い期間ラウンズの定員はナイトオブワンに昇格したビスマルクの一人だけで、現在のメンバーがラウンズに就任したのは比較的最近の事である。

そして『R2』劇中の時間軸においても当時の傷跡は癒えきっておらず、若手騎士を主力とせざるを得ないなど、未だ往時の勢力を取り戻せてはいない。


関連イラスト編集

GEASS LOG/2008-2012ナイトオブラウンズ


関連タグ編集

コードギアス反逆のルルーシュR2

アーサー王 円卓の騎士

ランスロット トリスタン モルドレッド ギャラハッド パーシヴァル サグラモール フローレンス パロミデス ランスロット・クラブ


アインベルク帝国が解体された七年後に登場する派生騎士団。ただし、番号ではなくチェスになぞらえた称号を持つために理論上の最大人数はラウンズと同じ。

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