「かしこまりました」
「道は違えた。それだけのことです」
CV:加瀬康之
概要
アインベルクのシュヴァルツリッター「黒のビショップ(シュヴァルツ・ビショップ)」。
ナタリアのルクセンブルグ家やカークウェイン兄弟のカークウェイン家と共に、皇重護に嫁いだシェリーの側近としてホッカイドウの地に移住した旧ブリタニアの家門の一つ・リントシュテット家の出身であり、シェリーの騎士であった。
外見・人物像
金茶の髪にもみあげのある温厚そうな顔立ちの好紳士然とした壮年の男性。
その物腰に違わずキャサリンが皇帝サクヤの態度に腹を立てて我が儘な言い分で護衛の任を押し付けてきた時も上官の命とは言え、嫌な顔一つせずに承諾した。
ネオ・ブリタニアに従いつつも特別区を設け日本人を守るナタリアに対し、自分はネオ・ブリタニアの軍人として日本人を殺している現状を自嘲気味に語り道は違えたと述べるなど、諦観気味ながら思うところがある模様。
軍人としての詳細な能力は不明だが、KMFでの戦闘よりも部隊指揮や内政方面での能力に長けた軍人と思われる。
余談
CVを担当する加瀬氏は『コードギアス反逆のルルーシュ』にて南佳高とキューエル・ソレイシィを担当していた。
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注意! ここから第2幕以降のネタバレあり!
「お飾りの皇帝、皇サクヤ……しかしそれすら偽りとはな。そうであろう、春柳宮サクラ」
かつてシェリーを通じて皇家にも仕えていたことから、面会したナタリアとサクヤの会話から、ネオ・ブリタニアのサクヤが影武者・サクラであることを看破。
入浴後のサクラを半ば拘束する形で彼女にそれを明かすも、それは2人きりの状況でサクラに声を上げさせないようにするためであり、その場で亡きシェリーへの忠義からその遺児であるサクヤを守るべくサクラに協力を申し出、ナタリアが拘束された後サクラを内政面でサポートする。
つまり彼自身もナタリアと同じく面従腹背であり目的や経緯は異なるが、ナラと同じくノーランドに全く忠誠は抱いていない。
むしろサクラをサポートすることで内政面から彼の牙城を崩そうとしている。
だが、ノーランドは彼自身さえ想像だにしない史上最悪の暴挙に出るのだった。
ルクセンブルグ領の特別区に現れた正体不明機ロキの出現をノーランドに問い質そうとするサクラにはぐらかされるどころか身の危険が及ぶことを危惧して違うアプローチを諭した矢先、ロキに襲われる。かろうじて地下通路に避難した後、同じく避難していたキャサリンから受け取ったクイーンの権限で起動させたKMFを借り受けて皇宮を脱出する。
「お初にお目にかかる。我々も加勢仕る。」
脱出後、サクラと共に前宮へ移動した後に無事な部隊を引き連れてサクラの皇帝命令に従いロキと交戦する七煌星団の援護に現れる。その後はどうなったかは不明だが、アインベルクのメンバーでナラやキャサリンと同様に最後まで生き残った模様。
エピローグではナラとキャサリンは登場しているものの、彼は登場はしていないのだが、おそらくサクラと共にホッカイドウの皇帝に即位したサクヤを支えていると思われる。
余談
上記の余談でヴァルターと中の人が同じの南はシュナイゼルの誘導に乗せられゼロを裏切り追放し、キューエルは個人的野心の為にジェレミアを裏切り抹殺しようとしたりと問題行動をしていたのだが、ヴァルターはそういった裏切り行為はせず、また主君だけでなくその夫や娘、協力者の影武者にも忠義を尽くす実直かつ誠実な人柄で人種に対する偏見も持たない高潔な騎士としての姿はギルバート・G・P・ギルフォードに通じるものがある。