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「私の名は皇重護。ヨロシクな♪」


CV:小山力也


概要編集

かつてのホッカイドウブロック領主で皇サクヤの父。皇神楽耶とは親戚関係(向こうが国家元首に対し重護は一ブロックの統治者という点よりこちらが分家の模様)。

皇帝に即位する前のシャルルの息女であるシェリー・メ・ブリタニアを妻に迎えた。神聖ブリタニア帝国の侵攻時も妻の出自やシェリー自身が交渉した結果、ホッカイドウは元ブリタニア皇族が住まう地として特別統治区に認定され、エリア11となった日本にあって唯一比較的日本人の自由が認められた地となる。

だが、光和3年にネオ・ブリタニア帝国の急襲を受け囚われの身となった末、ネオ・ブリタニア軍人に処刑と称され殺された。

アッシュは「自分が(重護を)殺した」と語っているが、それには込み入った事情がある模様。



人物像編集

側近であった黒戸曰く「博愛の人」で、人種問わず分け隔てなく友好的に接する人格者。上述の功績もあり黒戸をはじめホッカイドウの民たちに未だに慕われている。


関連タグ編集

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真相(ネタバレ注意)編集

ネオ・ブリタニアに拘束された後は死刑判決を受け、サッポロ収容所の独房に閉じ込められていた。ただし、元々忍耐強かったことに加え、担当看守が自身に恩義のある男だったことから、彼を通じて外部の情報入手や食事のメニュー変更が可能などのささやかな自由を与えられていた。そのため、やせ細るどころか囚われる前よりもやや太っており、本人も自虐している。


そんな日々が続く中、ノーランド殺害未遂による懲罰のため、アッシュが向かいの房に収監されてきた。

唯一の生きがいであった弟ニコルを失い心が壊れかけた彼に話しかけ続け、やがて互いの事情も打ち明けられる間柄になる。

しかし、黒戸がレジスタンスを率いて動いたことで「旧ホッカイドウ残存勢力の炙り出し」という自身の生存価値がなくなってしまい、死刑執行を宣告される。サクヤの安否が心残りのまま死を受け入れようとしたものの「オレがサクヤを守る」と誓うアッシュを信じて、協力者の手引きで脱走を図る。

既に脱走は勘付かれており、協力者は銃殺、重護も脚を撃たれ動けなくなってしまったが、最初から自分の死を覚悟していた彼はアッシュに「子供の頃のサクヤの写真」を渡し、サクヤの保護を任せて収容所隔壁の外に逃がし、直後に上級の看守に眉間を撃ち抜かれる形で銃殺された。


つまり彼の死は「アッシュを生かすために死んだ」というのが正しい表現なのだが、生かされた側であるアッシュは「自分が脱走を促したから重護が死んだ≒自分が重護を殺した」という自責の念に駆られることになったのである。

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