本記事自体が重大なネタバレにつき注意
CV:石見舞菜香
概要
コードギアス奪還のロゼに登場する主要人物アッシュ・フェニックスの弟。
兄共々神聖ブリタニア帝国時代の戦災孤児で、幼少期はホッカイドウブロック・ビエイにあるブリタニア系孤児院ラベンダー・ホームに引き取られていた。
姉代わりのナラ・ヴォーンや幼馴染のルビィと共に穏やかに過ごし、病弱ながらその笑顔は子供達の元気の源であった。
破滅
しかし、そんなラベンダー・ホームでの暮らしに終わりが訪れる。富裕層が戦災孤児を養子にするヴォーグ制によって、ノーランド・フォン・リューネベルクに引き取られることが決定した。
別れたくないと泣きじゃくるルビィと、アッシュの3人で家族だからまた会おうという誓いの元で本国のリューネベルク領へ向かう。
しかし、迎えも寄こさず病弱な身体でようやくたどり着いた先でノーランドはニコルを捨てろとアッシュに命令する。アッシュは必死にニコルを庇い、ノーランドに忠誠を誓った。
それから、アッシュはノーランドの暗殺者となるべくクリストフ・シザーマンから過酷な訓練を受けて育ち、ナイトオブラウンズに叙されるほどの功績を立てていく一方で心をすり減らしていく。
悪逆皇帝ルルーシュの死から3年後のネオ・ブリタニア帝国建国時もホッカイドウ内のノーランドの直轄領のフラノの小さな家で兄と共に暮らしていた。兄がノーランドの命令で暗殺を強要され続け、壊れる寸前になっていた状態を見かねたニコルはネオ・ブリタニア建国の2年後にある暗殺任務を独断で手伝いに行く。
その暗殺する貴族の屋敷には幼馴染のルビィがいた。ルビィに居合わせて動揺するアッシュを見かねてニコルはルビィを射殺。これが原因で気づかれたためにアッシュは隠蔽のために屋敷を爆破する。
結果として失敗した責任をアインベルクの前で問われる中、ニコルは責任は自分にあると必死に兄の助命を嘆願。その答えとして、ニコルはノーランドに2本の剣で処刑された。
望みをかなえてやろう。ここから消えるがいい。
養子さえもあっさり処刑するノーランドにアインベルクの面々、中でも姉弟同然のナラは悲痛な顔に、ヒース・ロットは恐怖した。クリストフさえやりすぎと意見するが、ノーランドは元からいらぬ子と断じた。
遂に心が限界を超えたアッシュはノーランドをも殺そうとするが、クリストフに取り押さえられて収容所に送られた。
そして、皇重護の犠牲で脱出したアッシュは重護との誓いを果たすべくネオ・ブリタニアに抵抗する傭兵をはじめ、その中で探し人と出会い………偽の弟にニコルの存在をすり替えられた。
彼女が真相を知るのは1年後で、自分があまりに残酷なことをしてしまった事実に打ちひしがれた。
余談
兄が心と身体をすり減らして行く弟という意味ではナナリー・ランペルージのセルフオマージュを思わせる。また、存在をすり替えられた意味ではロロ・ランペルージにも通じ、ニコル一人でナナリーとロロのセルフオマージュを担われているイメージ。
ニコルを演じている石見舞菜香氏は、アプリゲーム『ロストストーリーズ』にてアノネを演じており、こちらもニコルといくつか共通点が見られる。