スペック
形式番号 | PRCX-05K/S |
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全高 | 4.82m |
全備重量 | 8.14t |
搭乗者 | アーノルド・レンク |
概要
ネオ・ブリタニア帝国のアインベルクに所属する「黒のナイト(シュヴァルツ・ナイト)」のアーノルド・レンク専用のKMF。
機体名の由来は北欧神話に出てくる馬ホーヴヴァルプニル。因みに同型機のフレイプニルの名前は北欧神話の主神オーディンの愛馬スレイプニル。
青紫のカラーリングに名前の由来通りにチェスの駒「ナイト」を模した馬のような頭部を持つ。
アインベルクのルーク以下の機体には脚部に加えコックピットブロック両側に接続されたスピナー付き大型アームを併用した4輪駆動が可能であり、地上戦闘がメインのホッカイドウでは運動性能や安定性向上の一助になっている。
本機の場合はさらに3本のサブアームを装備し、それぞれの先端部に円形のシールドが接続されている。このアームはセンサーで機体に向けられた攻撃を感知し、パイロットの直接操作を介さず自動的に防御態勢をとることから、アーノルド自身はこの機能を「鉄壁」と自画自賛している。
一方、攻撃手段は内蔵されているスラッシュハーケンと手持ちの片手剣程度とやや貧弱で、さらにシールド自体はブレイズ・ルミナス非搭載であり、同一箇所に何度も攻撃を受けると負荷がかかり砕けるなど、自機よりも高性能な武器あるいは高い技量のパイロットには無意味になる。
実際、自身よりも高い戦闘技術を持つアッシュは「モノに頼りすぎ」と看破したうえで、Zi-アポロの高機動連続攻撃により防御を突破している。
ローエングリン
形式番号 | PRCX-05K/S-LC |
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全高 | |
全備重量 | |
搭乗者 | アーノルド・レンク |
サイバネティック技術の改造により死の淵から蘇ったアーノルドに新たに与えられた専用機。
形式番号からも分かるように上述のヴァルプニルをベースにした改修機だが、肝心のオリジナルはアッシュの駆るZi-アポロとの戦闘で大破・損失しているので、恐らく開発元にある機体データを改修したうえで一から新造したと思われる。(そのため厳密には後継機と言った方が正しい)
前回の戦闘から得たデータをもとに武装から機能まで大幅なアップデートがなされ、主武装が取り回しやすい片刃の小剣から破壊力のある両刃の大剣に変更。
本機最大の特徴であった三基の背部サブアームは、両側が新たに攻撃兼用アームに変更され、中央部がもつシールドも実態盾からブレイズ・ルミナスを傘状に展開するエネルギーシールドにアップデート。
これにより防御性能をなるべく低下させずに手数を増やすことで、総合的な戦闘力を大幅に上昇させた。
だがその一方で、赤みの増した紫や差し色の赤など全体的に毒々しいカラーリングや、赤いモノアイが目立つ頭蓋骨のような白い頭部のデザインなど、かつての騎士然とした印象は様変わりしている。