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カール(ターミネーター)の編集履歴

2020-01-22 01:09:36 バージョン

カール(ターミネーター)

かーる

カールとは、『ターミネーター:ニューフェイト』におけるT-800の人間としての名前である。

概要

演:アーノルド・シュワルツェネッガー


本作のT-800


テキサス州のはずれにて人間として暮らしており、カーテン屋を営んでいる。


最新型ターミネーター『REV-9』に追跡されるダニエラ・ラモス(ダニー)、グレース、そしてサラと対面し、彼女たちに力を貸す。


その正体


以下、ネタバレ注意!



このT-800は人類抵抗軍が「守護者」として送り込んだ個体ではなく、スカイネットT-1000とは別にジョン抹殺のために「刺客」として送り込んだ個体。

本編の冒頭、グアテマラのビーチを訪れていたコナー親子の前に現れる。突然現れたT-800に呆然としていたジョンにサラの眼前で発砲する。咄嗟に反撃したサラによって右頬を撃たれるが、一蹴して虫の息となったジョンにとどめを刺すと、ジョンの亡骸を抱き泣き崩れるサラを残し、その場を立ち去った。


過去に送り込まれた個体が悉く失敗した任務に成功するが、前作でのサラとジョン、そして当時のT-800の活躍でサイバーダインが破壊され、スカイネットが存在していた未来が消滅したためジョンの殺害はもはや無意味だった。

抹殺命令を完遂したにもかかわらずスカイネットの勝利に貢献できず目的を見失い、途方に暮れていたところ、夫の虐待に苦しむ女性、アリシアとその息子のマテオと出会う。夫に殺されそうになっていた2人を自らの意思で守り、人間として守ることを新たな存在目的として確立する。その後は「カール」と名乗って自身の正体を隠し彼女らの家族として暮らしていた。


長年人間として人間と共に暮らしていたためか、自然な笑顔を見せるなど『2』や『ジェニシス』のT-800以上に人間らしくなっており、警戒されるはずの犬にも懐かれている。

職業のカーテン屋としても客にカーテンの柄についてアドバイスもしていたらしい。しかし本人は、「人間のようには愛せない」とも語っている。

人間として、夫として、父親として過ごす過程で、ジョンを守っていたT-800と同様に『人間』を学習、人としての心を学ぶ。その結果、自分が『サラから大切な息子を奪った』事実の重さも知ることになり、後悔の念が芽生える。


罪滅ぼしとして、自身がターミネーターの時空転移を感知できることを活用し、ジョンを失ったサラにターミネーターの出現時刻と座標を、「ジョンのために」の文面と共にメールで送り続け、彼女に生きる目的を与えていた。


サラ達の訪問によって、REV-9からダニーを守るために協力することを自分の意志で選択、愛する妻と息子にかつてのT-800が少年ジョンとそうしたように抱擁を交わして別れを告げ、彼女らと共にREV-9と死闘を繰り広げることとなる。

サラは前作に当たる『2』と異なり、かつて自分を殺しに来た個体や、ジョンを守っていた個体に対して最初に抱いていたものと同じ『人類の敵である機械仕掛けの化け物』に加えて『息子の憎き仇』とみなし、すぐに銃を向けるほどに彼に殺意を抱いており、「死んでもカールなんて呼ぶものか」「全てが終わったらこの手であなたを殺す」と宣言している。



ジョン殺害について

監督のティム・ミラーはインタビューにおいて、「サラ・コナーは悲劇的である時こそ最高のキャラクターであるから、それを引き立てる起爆剤が必要だった」、「サイバーダインを爆破した時点で"人類抵抗軍のリーダーであるジョン"は消えた。36歳のジョンを登場させても悲しい人物に見えかねない」と、ジョン退場の理由を語っており、サラをベストな形で描き、尚且つ新しい登場人物が活躍できる土壌を整える必要があると考えた結果、ジョンの死を決断したという。

物語のキーパーソンであるジョンの死亡、そして前作において本物の絆で結ばれたT-800と同型のターミネーターに殺害されるという展開についてはネット上で賛否がかなり別れてしまうことになった。ジョンを演じたエドワード・ファーロングも「全編にわたって出たかったから、がっかりした」と語っている。本人のこれまでの褒められない経緯を考えると、ある意味致し方ないと思われるが、それでも彼の演じるジョンの活躍を期待していた人たちにとっては期待を裏切ることに繋がった。

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