あらすじ
ただのいじめではありません。必ず最後まで読んでください。
このクラスにはいじめがある。
儚げな少女・白咲花をいじめるいじめのリーダー・仲島達也。繰り返されるいじめを、クラスメイトはおろか、担任までも止められないでいた。しかし、そのいじめには恐ろしい真実があった……。
余談
一巻発売にあたってツイッターで宣伝しようとしたところ、その過激ないじめ描写に苦情が殺到したという問題作。しかし、実際はそんな酷い話ではないので安心して読んでほしい。
登場人物
主要人物
- 仲島達也
矢場高校1−Bのいじめっ子。しかし実は、白咲にいじめを強要されている不幸な常識人。非人道的な行為を実行させられることに胸を痛め、そのためか目の下にはクマのようなものがある。
青山いわく背高いし顔も割と整っている。5巻時点で3人の女子から好意(のようなもの)を抱かれているながら、全く嬉しくない状況にいる。
- 白咲花
儚げで線が細い矢場高校1−Bのいじめられっ子であり、いじめの首謀者。抜歯や有刺鉄線を素手で無理矢理変形させるなど異様に痛みへの耐性が強く、仲島のいじめに満足がいかなかった時にはきついお仕置きを行っている。少なくとも仲島以外からのいじめを受ける気はなく、むしろ歪な独占欲を彼に抱いている節がある。入学当初はきれいな黒髪だったが、今では真っ白になりところどころはねている。
- 田中浩太
矢場高校1−Bの生徒。正義感が強く、いじめを止めて白咲を助けようと仲島に反発。彼の苛めを糾弾しようと行動するが、加藤の苛めには気付かなかったりと仲島からしたら肝心な時に役に立たない半端な善人。新撰組が大好き。
- 加藤雄介
矢場高校1−Bにやってきた転校生。転校前、いじめでクラスメイトを自殺に追い込んだと噂される本物のいじめっ子。背が高く力が強い。転校直後、いじめっ子とバレる前は高身長のイケメンと評されていた。
- 青山紗季
矢場高校1−Bの生徒。仲島のいじめの真実を知っている数少ない一人。なぜか仲島のことを溺愛しており、彼を苛める白咲に殺意を持っている。しかし、彼女が求めているのは漫画のような刺激的な恋愛を求めている部分もあり、仲島そのものではなく、騒動の渦中にいることやそんな彼に尽くす自分に酔っている節がある。
巨乳。
- 緑田
矢場高校1−Aの生徒。いじめられていたところを仲島(他のいじめが目立つと白咲いじめを出来なくなるため)に助けられ、それ以降仲島を「私の騎士様」として好意を寄せている。しかし、彼に構ってもらおうと敢えていじめを受けていると偽装するなど、方向性が歪んでいる。明らかに左目が隠れた前髪とアホ毛が特徴的。
生徒会
- 如月
1年にして副会長を務める「奇跡のスーパー王子」。学力、運動神経、容姿など全てにおいて優れており、本人もそれを自覚している。
- 会長(本名不明)
学校のトップにたつ女子生徒。58話にて名字が「会長」であるような描写があったが、真偽は不明。
- 木戸
眼鏡の男子生徒。頭脳派。
- 岩瀬
男子生徒。水のみならず人が入ったドラム缶を片手で持ち上げるほどの怪力。
- 猫木
リボンと猫のような顔つきが特徴的な女子生徒。語尾に「〜にゃ」がつく。
その他
- 阿部
矢場高校1-Bの担任。援助交際をしており、それをネタに仲島に脅されクラスのいじめを黙認するクズ教師。