クレジット
作詞:上原大史
作曲・編曲:大島こうすけ
概要
2020年1月29日に発売されたWANDSの16thシングルであり、第5期WANDSの第一弾作品。
2019年11月13日にWANDSの20年ぶりの再始動発表に合わせ新ボーカリストによる「もっと強く抱きしめたなら」「時の扉」のティーザー映像と共に公開。さらに再始動発表からわずか4日後の17日に大阪で開かれた『DFT presents 音都 ONTO vol.6』に本人が出演し、いきなり一発目から披露された。
純粋な新曲としては1999年3月の「今日、ナニカノハズミデ生きている」以来20年10ヶ月ぶり、アニメタイアップ曲としても遊☆戯☆王(東映版)EDだった1998年6月の「明日もし君が壊れても」以来21年7ヶ月ぶりの楽曲となる。
全盛期に「時の扉」も手掛けた初期キーボードの大島こうすけが作曲。
サビこそ90年代のビーイングサウンドだが所々ジャズ要素なども取り入れており、サビのみと曲全体を聴くのとで大きく異なる印象を受ける。
変拍子と転調が多用されたかなり複雑な曲構成になっている。
詞の方は新ボーカリストの上原大史が担当。
やや過激な内容で、正体説が疑われているジグザグの命様の一面が見え隠れしている気がしなくもない。
タイアップ
音都出演の10日後の27日に、「名探偵コナン」の51番目となるオープニングテーマのタイアップが決定。アナウンス通り2020年度から新OPとなり、1月4日放送の『大怪獣ゴメラvs仮面ヤイバー(序)』からオンエアが開始されている。
子供も見るコナンに起用するには詞が些か不向きではないかという声もあるが…過激の極みとも言える上原あずみの「無色」の前例がある以上はるかにかわいいもんである。
OPでは何と「恋はスリル、ショック、サスペンス」以来約20年ぶりにコナンのパラパラが復活。しかも最後の決めポーズまで同じ。
各キャラクターの初登場を始めとする原作の名シーンのカートゥーン上をバックにコナンが踊るというもの。黒歴史扱いだった「恋は~」よりもダンスが曲に合わせたごく自然なものになったため概ね好評を得ている。
そして、You Tubeのトムス公式ではダンス指導用動画まで投稿された。
この小学生、ノリノリである。
CD
3期WANDSがJ-POP市場から8cmCDが姿を消す直前というギリギリのタイミングでリリースが途絶えたまま解体したため、WANDSとしては初のマキシシングルとなっている。CDの帯も90年代初頭のアルバムを思わせるようなデザインという仕様。
CDは通常盤とOPサイズを収録したアニメ盤の二種類で発売されるという現代らしいSonyMusic商法(WANDSはSonyではないが…)。ただしこの商法にありがちな初回限定盤はない。
通常盤は表面こそ再始動発表時のビジュアルを使いまわしたものだが、裏面は別のものになっている。「時の扉 ~WANDS 第5期 ver.~」をc/wに収録。
一方、アニメ盤はメイン画のように毛利蘭がタイトル通り赤い口紅を付けた色っぽいジャケットになっており、こちらは「もっと強く抱きしめたなら ~WANDS 第5期 ver.~」「真っ赤なLip -TV size-」をc/wに収録。
またCD発売に合わせて上述の踊るコナンのAR企画が始動。CDに封入されたパスワードを入力することで参加が可能となっている。
関連動画
PV
コナンOP
音都