ランベール
らんべーる
ランベールとは『ファイアーエムブレム 風花雪月』の登場人物である。
データ
CV | 松本忍 |
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概要
ファーガス神聖王国の国王で、ディミトリの父。本編開始から4年前の「ダスカーの悲劇」により、混乱の中、息子の眼前で襲撃者に首を刎ねられる無残な最期を遂げたという。
フラルダリウス家当主のロドリグは親友で、王となってからも公の場以外ではタメ口で語り合う仲であった。
鷹揚だが型破りな人物であり、生前から急進的な政治姿勢と、それにより多くの王国貴族から反感を買っていたことは良く知られていた。ただし、具体的にどのような政策を打ち出していたかは、作中では言及されていない。
一人称は「俺」。
以下にネタバレあり
後妻の謎
ランベールは、9年前から後妻を娶っていた。後妻であるパトリシアはエーデルガルトの生母だが彼女が物心がつく前に何らかの事情で帝都から追放され、その後王国でランベールに見初められた。アランデル公の思惑によるものなのか、ランベール自身が早くに母親を亡くした息子を気遣ってのことなのか、詳しい経緯は本編でも断片的にしか語られていないが、この件によって、ディミトリとエーデルガルトは義理の姉弟の関係を結ぶことになる。
しかし、後妻のパトリシアは未亡人ではなく、夫は(政変で有名無実の存在と化したとはいえ)アドラステア皇帝で、しかも未だ健在。彼女自身は追放された身の上とはいえ、他国の王と二股をかけるという行為は外交上、大いに問題があり、ランベールに近しい者にしか存在を知られていなかった。
ともあれ、継母という前妻の子から敬遠されやすい立場に在りながら、彼女はディミトリに大いに好かれ、短い間ながら幸せな家庭を築くに至った。
しかしそれから5年後、パトリシアは会談のため赴いたダスカーで件の惨劇に巻き込まれ、ディミトリによると、その最期は襲撃者たちの放った炎に巻かれたとのことであった。