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哪吒太子の編集履歴

2011-09-04 14:31:13 バージョン

哪吒太子

なたたいし

道教で崇められている、少年の姿をした戦神。

哪吒三太子、太子翁、太子元帥、羅車太子、中壇元帥などとも呼ばれる。また「哪吒」と簡略して呼ばれる事も。


インド神話の下級神ナラクーバラ(毘沙門天の前身である財神クべーラの息子)が道教に取り入れられて独自発展した神格である。

元は仏教神のため初期は仏教説話などに登場していた。


本場(?)中国、台湾では非常に人気の高い神であり、信仰の対象であるのみならず様々な物語で主役、或いは主役級のポジションを与えられる事が多い。


封神演義では陳塘関の将軍「李靖」の三男として生まれる。太乙真人の弟子となるが7歳の時、川遊びの際東海龍王の三太子敖丙と巡海夜叉李良を殺したことで龍王の怒りを買い父母に累が及ばぬよう骨と肉を返すため自害し、太乙真人によって蓮の花の化身として再生した。母が作った哪吒を祀った行宮を壊した李靖を恨み殺そうとするが和解し、周軍に加わり父と二人の兄とともに商と戦う。


西遊記では天界の「托塔李天王」の第三太子として天界で暴れた悟空を討伐するため闘うがあえなく敗れる。

その後悟空が三蔵法師と取経の旅に出てからは、幾度か一行の手助けをする。

こちらでも2人の兄がいて、特に次男の木叉は観音菩薩の弟子として何度か登場する。妹も一人いるらしい。

(なお西遊記でも地湧夫人の回で誕生の経緯が語られているが、封神演義とは細部が異なり仏教色が強い。)


日本の作品でよく用いられる読みの「ナタク」は安能版封神演義の誤りが広まったもの。

本来は漢音で「ナタ」現代中国語ではNézhā。


一般に蓮の花で作られた装束をまとい、主に火尖鎗(火炎を吹く槍)、乾坤圏(金色の円環状の武器)、混天綾(赤い布のような武器)など様々な武具を携え風火二輪に乗った美少年の姿で描かれる

関連イラスト



関連項目

西遊記 封神演義

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