昔の対戦車ライフルを現代向けに改良した、大口径の銃。
車両の破壊の他、超長距離狙撃に用いられる。
大型で、射撃時の反動も大きいため、多くの物は伏せ撃ちの姿勢をとる必要があるが、一部の機種はマズルブレーキの改良などによって反動を抑えた結果、立って使用することも不可能ではない。
ただし狙撃銃全般の原則として、精密射撃を行う際の姿勢が伏せ撃ちであることに変わりは無い。
肩に担いで撃つバーレットM82A2が試作されたが、非対称戦争に移行したこともあって対象となるヘリが居ない為に量産されることはなかった。
・射撃時の姿勢の参考イラスト。
・iPhoneを撃ち抜く動画。
・戦闘メイド! (;´Д`)ハァハァ
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・以下、専門的な説明。
高い貫通力と長い射程を持つ大口径の銃。現代ではおおむね.50口径(0.5インチ≓12.7㎜)以上の弾薬を使用するものが多い。ブローニングM2重機関銃と同一の12.7㎜弾、旧ソ連規格の12.7㎜弾および14.5㎜弾などが主流であるが、一部には20㎜以上の機関砲弾を使用する製品などもある。
大戦間期から第二次世界大戦頃まで用いられたものの、航空機や成形炸薬弾を使用する対戦車兵器の発達、戦車自体の重装甲化にともなってその価値を失った対戦車ライフルの運用を再び見直し、主に超長距離の狙撃や装備・ソフトスキン車両への射撃を目的とした銃火器として生まれ変わった兵器。
代表的なものとして、M82をはじめとするバレット(バーレット)社の一連の製品がある(バレットM82の初めての制式採用はスウェーデン陸軍の「地雷処理用の工兵機材」としてである)。
銃本体が大型で反動が大きく、安定した射撃をするには伏せ撃ち状態で銃を固定して撃つ必要があるため、二脚が標準装備されたことがほとんどである。
一部の機種にはストック下部に一脚が追加されているものもあり、銃自体の重量により手で支えるのが難しい機種は地面にスパイクを打ち込み固定する三脚架を持つものもある。
動作方式はセミオートマチックかボルトアクションに大きく分かれる。速射に有利なセミオート、精度とコストに優れるボルトアクションという構図は通常の狙撃銃と変わらない。
使用する弾薬は主力戦車の正面装甲を貫通するほどの侵徹能力はもたないため、APC/IFVないしソフトスキン車両の対処はともかく、本格的な対戦車戦闘に用いられることはないが、視察窓、センサー、履帯、砲身など比較的脆弱な部分を狙い、戦車の戦闘能力をそぐことは可能であると思われる。
対物ライフルの侵徹力と長射程は、通常の小銃弾薬を使用する狙撃銃では対処不可能な状況に置ける狙撃にも価値を発揮する。
典型的な例は空港における航空機ハイジャックであり、分厚い強化ガラス越しの機内に立てこもる犯人を、空港ターミナルなどの遠距離からの狙撃で確実に無力化するには不可欠な装備であり、各国警察の特殊部隊などがしばしば装備する。
軍事作戦においても通常の小銃弾薬を使用する狙撃銃では貫通不可能なコンクリートブロック等を貫通し、対象を無力化する装備としても運用されている。
「対物ライフル」という名称からしばしば「対人使用は(条約などで)禁止されている」という誤解があるが、対物ライフルによる狙撃を明確に禁止した条約は現在存在しない。また、同一の弾薬を使用する重機関銃の対人使用が禁止されているということもないため、これは国際人道法(戦時国際法)で禁止されている「残虐な兵器」にあたると「解釈する主張」が一部に存在するというだけの話である。
もちろん、国際人道法に関係しない警察活動における使用は、各国の国内法の範囲において自由である。
関連タグ
アンチマテリアルライフル(英語名称”Anti-Material Rifle”のカタカナ読み)
【銃器】
ハルコンネン(運用の性質が似ている兵器)
【人物】
チャーリー11(警察官でありお誕生日会から行方不明になったパパである、パトカーのトランクに私物のものを積んでいた)
ランボー(第四作「最後の戦場」にてスクールボーイが数百㍍の至近距離から打ちまくっていた)
プライス大尉(CoD4:MWにてマクミラン大尉をスポッターにイムラン・ザカエフの暗殺を行った)