概要
週刊ヤングジャンプにて2002年27号より週刊連載を開始、2005年39号終了。単行本は全12巻。
アニメは、2004年7月25日からCS放送局のアニメシアターXで放送された。全14話。
単行本の表紙を見れば、萌えキャラの一枚絵ばかりで「女の子がたくさん登場するラブコメか?」と思うだろうが、残念ながらそれはこの作品の極一部の要素に過ぎない。この作品の基本設定はSFであり、そこに萌えとすさまじいグロ、児童虐待等の差別問題をぶち込み、どこかずれた連中によるナンセンスギャグで味付けした文章で伝えるのが非常に難しい作品となっている。どこかしらにラブひなやら鍵ゲー等の影響が見られるが、それでいてなぜこんな作品になったのかは誰にもわからない。
また、展開の読めなさにも定評があり、例えば重要そうなキャラが次のページでいきなり首チョンパ!というのはよくある展開である。故に、誰が助かって誰がいきなりピンチになるのか全く予想できないところがある。
だが、この作品の登場人物は皆差別や劣等感等による孤独や不幸を抱えており、彼らが救われ報われる事があるのか?という事がこの作品のメインテーマと言えるだろう。
ストーリー
側頭部の対となる2本の角とベクターと呼ばれる特殊な能力を持つ新人類「ディクロニウス」は、人類を淘汰する可能性を持つとされ、離島の国立生態科学研究所に国家レベルでの極秘機密として隔離、研究されていた。ある日、ディクロニウスの少女ルーシーは脱走を試みるが、頭部に対戦車用徹甲弾の衝撃を受け記憶を失い人格が分裂してしまった。一方、大学に通うため親戚を頼りに鎌倉にやってきた青年コウタはいとこのユカと共に、浜辺に佇む全裸の少女を保護し、「にゅうにゅう」としかしゃべることの出来ない彼女をにゅうと名付けた。
登場人物
ディクロニウス
楓荘
国立生態科学研究所所員
その他
主題歌
オープニングテーマ
「LILIUM」
野間久美子
エンディングテーマ
「be your girl」
河辺千恵子