概要
年齢 | 18歳(原作では推定15歳) |
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身長 | 162㎝ |
体重 | 48㎏ |
CV | 小林沙苗 |
本作のメインヒロイン。
ディクロニウスと呼ばれるミュータントの女性。「にゅう」も「ルーシー」も本名ではなく、前者は主人公のコウタによってつけられた名前、後者は国立生態科学研究所に捕われていたときにつけられたコードネームである。
『ルーシー』としての本来の主人格および、『DNAの声』『にゅう』の3つの人格を持つ。
人物像
基本人格
出生後まもなく実父により捨てられ、養護施設に預けられていた。
しかし頭部に角があったため同じ施設の子供達に虐められ、また施設の職員からも内心気味悪がられていたことを知る。その矢先にこっそり面倒をみていた子犬をいじめっ子に殺され、それをきっかけにディクロニウスの力に覚醒し、DNAの声に従いいじめっ子達や子犬の存在を密告して裏切った少女を虐殺したのちに逃走。その後は民家の人間を殺害して一夜の宿や食糧を得ていた。
やがて当時幼かったコウタと巡り会い仲良くなるが、彼がユカに抱きつかれているのを見て嫉妬の感情を抱いた事でDNAの声につけこまれ、お祭りの会場や列車の車内で一般人を虐殺。コウタの妹のカナエと父親を殺害する。やがて研究所に捕獲されて監禁されていたが、角沢教授の企みにより脱走し「にゅう」の状態でコウタと再会する。
やがてマリコとの戦いで角を折られ研究所に連れ戻され、角沢長官に仲間になるよう誘われるが、これを拒否して「自分達の血を残すべきではない」との思いから異父弟を殺害、コウタに妹を殺したことを謝罪するべく彼のもとへ向かうが、銃撃されたコウタを救うため彼の傷口をベクターの力を使って塞ぎ、彼を攻撃から守るために体組織が溶けてしまった。
それでもなお彼を守ろうとし、世界を滅ぼそうとするDNAの声をにゅうの人格とともに押さえ込みつつ、コウタに自身を射殺してもらい生涯を終えた。
エピローグで彼女の本名は「楓」であったことが判明する。
DNAの声
ディクロニウスが本能として持ちつ人類に対する殺意が人格として形成されたもの。
ルーシーの嫉妬や怒り等の感情に乗じて殺人を犯させ続けてきた。
終盤では人類の滅亡を計る。
にゅう
本編冒頭で、研究所から脱走する際に銃撃により頭部に衝撃を受けたことにより産まれた人格。コウタに助けられ楓荘に居候する。
当初は「にゅう」としか喋れず、知能もかなり後退していたためコウタにこの名をつけられた。
やがて徐々に言葉を喋れるようになり、普通の少女として生活できるようになる。
この人格はルーシーが「こうありたかった自分」であり、実際ルーシーが男勝りな口調なのに対してにゅうは丁寧な言葉遣いの女の子らしい口調である。