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フィリエル・ディーの編集履歴

2011-09-14 18:49:36 バージョン

フィリエル・ディー

ふぃりえるでぃー

荻原規子の著作である、「西の善き魔女」の主人公である。赤金(あかがね)色の髪と、琥珀色の瞳が特徴。恋人はルー・ルンペルシュツルツキン(ルーン)。父は天文学者のギディオン・ディー。母はグラール女王国の元女王候補のエディリーンである。

生い立ち

グラール女王国の北の果て、セラフィールドで生まれ育つ。父のギディオン・ディーは、弟子のルーンと共に灯台のような、天文台に篭り、星の研究ばかりしているので、育ての親は、天文台から少し離れたところに住んでいる、ボゥ・ホーリー(ホーリーのだんなさん)とタビサ・ホーリー(ホーリーのおかみさん)である。15歳のとき、舞踏会にて、アデイルに女王直血であることを知らされ、3人目の女王候補に。

彼女の宝物は、故人である、元女王候補(故に、初代女王の直血である。)の母エディリーンが残してくれた手書き(手描き)の青い革表紙の本である。文章から挿絵まで、全てエディリーンが書いた(描いた)ものである。その内容は、グラール女王国では、貴族の間でしか共有されてこなかった、お馴染みのおとぎ話(蛙の王様など)である。また、おとぎ話に登場するオオカミやシカ、キツネなどは存在せず、かわりに、南の森(カグウェルの森)に「竜」と呼ばれる、強暴で巨大な生き物が多数棲んでいる。(外見は恐竜に近い。)



身辺人物

ルー・ルンペルシュツルツキン(ルーン)

フィリエルの恋人であり、ギディオンの弟子。生い立ちもほぼ不明で、誕生日も分からないため、年齢は推定15歳。黒髪に灰色の瞳、大きな黒ぶち眼鏡が特徴。数学に秀でており、推定8歳のときには既に、フィボナッチ数列を瞬時に言えるほどである。セラフィールドには8歳のときにやってきた。それまでは、旅芸人の一座に居た。


アデイル・ロウランド

グラール女王国の現女王候補であり、ロウランド家の養女。フィリエルと同じ15歳で、美しいブロンドと金茶色の瞳が特徴。また、彼女の母は、かつてフィリエルの母エディリーンと女王の座を奪い合った、オーガスタ王女である。オーガスタ王女はエディリーンとは姉妹のため、アデイルはフィリエルの従姉妹である。アデイルは通っていた女学校で、「エヴァンジェリン」というペンネームで、赤毛の貴公子と黒髪の少年の恋物語を書いていた。もちろん、そのモデルは兄のユーシスとルーンである。


レアンドラ・チェバイアット

グラール女王国の2人目の現女王候補にして、アデイルの同母の姉。アデイルの3歳上で、18歳。チェバイアット家の養女である。プラチナのような白く輝く髪と、吸い込まれそうな深い紫の瞳が特徴。背が高くてスタイルが良く、身長は男性ほどもある。体術にも優れているため、軍の統率も易々とやってのける。


ユーシス・ロウランド

ロウランド家の嫡男であり、血こそ繋がっていないが、アデイルの良き兄である。おそらくは20歳で、赤い髪とハシバミ色の瞳が特徴。才色兼備な貴公子である。その実力を買われ、文庫版4巻では、竜退治をする「竜騎士」に選ばれ、南の森カグウェルに旅立つ。


エディリーン・ディー

フィリエルの母。金髪碧眼の美しい女性。フィリエルが2歳のころ、病気によって亡くなってしまう。まだメイアンジュリーに居たころ、天文学者であるギディオンと恋に落ちる。そして、女王候補の肩書きを捨て、首都の王宮を抜け出して、遠くセラフィールドで暮らし始める。彼女の持つ女王試金石(キーワード項↓を参照)は首飾りの形をしており、亡き後はギディオンが預かり、その後ルーンによってフィリエルの手に渡された。


ギディオン・ディー

天文学者であり、フィリエルの父、ルーンの先生でもある。茶色の温かい色合いをした髪と瞳、重そうな黒いローブが特徴である。セラフィールドの住人には「博士」と呼ばれている。若いころ、天文学や科学を異端とするグラール女王国に疑問を抱き、愛するエディリーンと共にセラフィールドへと駆け落ちをする。しかし、フィリエルが幼きころに青い革表紙の本と、女王試金石を残して彼女は他界してしまう。そして彼自身も、フィリエルが舞踏会に行った晩、星の観察のためと旅に出て、二度と戻ってこなかった。


ボゥ・ホーリー(ホーリーのだんなさん)

セラフィールドの住人で、タビサの夫、フィリエルの育ての父である。特技は、家畜を売ったお金で度々面白いものを買ってきて、タビサを呆れさせ、フィリエルを楽しませる事。しかし、ギディオンを見送ったあと、それを止めようと遅まきながらやって来た「異端審問官」に捕まるまいとし、天文台から自ら飛び降りてしまう。


タビサ・ホーリー(ホーリーのおかみさん)

セラフィールドの住人、ボゥの妻でフィリエルの育ての母。そのため、フィリエルが一番信頼を寄せる人物である。がっしりとした体型でとても働き者の女性である。まだ娘と呼ばれる時代のとき、親友だったリタ・ヘンルーダについて大冒険をしている。(文庫版7巻)


コンスタンス女王陛下

フィリエル、アデイル、レアンドラの祖母にして、グラール女王国の頂点に君臨する現役女王である。老いてなお、その権力は衰えることはなく、2世代分の女王の座をを全うしている。



キーワード

女王試金石

青く輝く美しい宝石で、それは3つしか存在しない。フィリエルはエディリーンから受け継いだ首飾り、アデイルはオーガスタ王女からの腕輪、レアンドラはコンスタンス女王からの指輪を持っており、そこに付いている宝石が女王試金石である。女王試金石は青いが、初代女王直血の者の血を垂らすと、美しい深紅に変化する。


南のカグウェルの森にだけ生息する、トカゲのような巨大な生き物。それを倒すことができるのは、恐れずに立ち向かうことのできるユニコーンと、それに乗った竜騎士だけである。竜は全身が硬く、退治するには眉間や脇腹など、柔らかいところに槍を命中させることが必要である。


ユニコーン

竜に立ち向かうことができる、唯一の生き物。美しい毛色をしており、それは個体によって異なる。あるものは紫をしていたり、桃色や赤、空色など様々である。気高く、自分の認めた人間しか背中に乗せない。ユーシスは、後のパートナーとなる、アーサーに半日も放って置かれたほどである。

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