4 Wheel Steeringの略称で四輪操舵とも呼ばれる。
早い話が一般的な乗用車に後輪にもステアリング機能を加えたもので、四輪全てが直線以外の角度に変えられ、これにより精密なコーナリングが可能となる。
1980年代後半にHONDAが販売したプレリュードが一般車の4WS導入の先駆けと言われており、CMでもその機能は強調されていた。
ただ前輪にしかステアリング機能がない車に客が慣れていた車産業では、後輪も曲がれる4WSは独特の操作技術を要求される点や、リトラクタブルヘッドライト同様構造の複雑化によりコスト高騰やメンテナンスの複雑さなどを招いたことから流行には至らず短期間で姿を消した。
しかし最近では4WSを再評価する動きが強まっており、外車を中心に導入が増えつつある。
まさに時代が追いついたと言っても良いのかもしれない。