カーネル(ロックマン)
かーねる
X4
人物像
レプリフォース陸軍士官。
数々の武勲を立てた軍人であり、仲間への思いやりも強いが、レプリフォースの軍人としてのプライドが高過ぎる為に、融通の利かない一面も併せ持つ。ゼロと同じく、主にセイバーを扱い戦う。しかしカーネルの扱うセイバーはゼロの物とは違い、彼自身の性格を顕すかの如く、真っ直ぐな棒状の刃である。
アイリスの兄でもある。これは単純な設定なだけではなく、元々相反する二つの感情を備えた1体のレプリロイドとして開発されたのを、感情毎にCPUを分割させて別々のレプリロイドとした、正真正銘の兄妹である。
ゼロの事は対等に戦い合えるライバルとして認めあっていたようだが、甘さのあるエックスやイレギュラーハンターそのものの事は内心見下していた節があり、後のエックスの会話における「所詮、ハンターとは分かり合えん」という発言からも、その事が伺われる。
軍の誇りとイレギュラー認定
スカイラグーン落下事件の際は、イレギュラー=イレギオンによって拉致された妹アイリスの救出も兼ね遅れて駆けつけたが、イレギオンや暴れていたイレギュラー達が、全てレプリフォースで使用されているタイプで、更にはカーネル達の到着が遅すぎた事から、イレギュラーとしての疑惑を掛けられてしまう事になった。
その後、鉢合わせしたエックス、ゼロのハンター司令部への出頭を要請される事になり、多くの部下達の立場が掛かっている以上、本来ならば素直に要請を受けるべきであったのだが、軍人としての誇りを優先したカーネルはこれを拒否してしまい、かえってイレギュラー化の疑いを強めてしまう。
このカーネルの行いは、上官であるジェネラルにも決断を促さざるを得なくなり、結果的に後に「レプリフォース大戦」と呼ばれる、Xシリーズでも最大規模の戦争の導火線に火を着けてしまうことなる。
カーネルの最期
開戦後は宇宙港の守備任務に就いており、ある程度ゲームを進めると、エックス、ゼロを呼び出して個人的に決闘をするものの、エックスとの戦いでは敗れ、ゼロとの戦いではアイリスに制止される形で中断している。
なお、この際のゼロとの戦いはムービーで再現されており、実質的に戦闘はしない。
その後も最後まで地球に残り、仲間を宇宙に上げるための時間稼ぎを行っており、エックス、ゼロと2度目の戦いを行う事になる。
エックスルートの場合は、多くの戦力を失った上で、エックスからも自らの理想を「幻」と断じられるも、聞く耳を持たない形で戦いに突入。自らを遥かに凌駕するエックスの潜在能力を見抜けずに完全敗北し、最後までレプリフォースの栄光を唱えながら戦死する。
ゼロルートの場合は、アイリスによる平和的解決の願いに悩んでこそいたものの、最後まで自分の信念を押し通し戦う道を選び、戦えば無傷では済まないと分かりつつも、覚悟の上で旧友ゼロと激突し敗北。妹アイリスへの託を頼み戦死した。
ボスとしては
瞬間移動で動き回りながらセイバーでの斬撃や衝撃波を飛ばして攻撃してくる。8大ボス撃破後の戦いでは、エネルギーの電撃やエネルギーの塊で攻撃してくることもある。
有効武器はフロストタワー、もしくは氷烈斬。エックスの場合、最初の戦闘までに手に入れておくと戦闘が楽になるだろう。
ゼロ2
本人は直接登場しないが、ボスキャラクターの一人であるフェニック・マグマニオンが使用する回避不能の掴み技が発動した際、ゼロを攻撃する幻影の一体として再登場している。
ロックマンエグゼのカーネル
ロックマンエグゼシリーズに登場するネットナビ。担当声優は安元洋貴。
エグゼ5で初登場、「チーム オブ カーネル」のリーダーナビを担当する。
ブルースに匹敵する剣の腕を誇り、大口径のキャノン砲や伏兵攻撃を行う。
詳細はカーネル(ロックマンエグゼ)を参照。