リョーツGPX
りょーつじーぴーえっくす
発見された経緯
川の中に落としてしまった財布を探すために、その川で泳いだ両さん。しかしその頃、その川に危険な薬品が大量に流れ出したという事故が発生した。
その事で両さんは病院で検査を受けたのだが、その際にこの抗体が発見された。
両さんの抗体は、このイラストのように『漫画のバイキン』のような形をしていた。
この抗体にウイルスが近づくと一触即発、あっという間にウイルスをやっつけてしまう。
普通は風邪などに入るウイルスに対して、抗体が作られる。その間に風邪の症状が出る。
しかし両さんの抗体の前では、どんなウイルスでも相手にならない。
この事から『史上最強のワクチン』が作られる事を期待された。
なぜ、このような抗体ができたのか。
医者が思うに『最初は普通の抗体だったのだが、汚され、劣悪な環境になって、それに対抗するために強力な抗体が作られるようになった。それを繰り返し、二度と立ち直れないほど地獄のような状態になっても、火の鳥のごとく何度も復活して、史上最強の抗体が作られた』という。
両さんは子供の頃から予防接種などが嫌いで一度も受けたことはないのだが、それにもかかわらず病気になったことがない。
他にも両さんは子供の頃から泥や葉っぱなどを食べていたというし、犬のフンも勇気だめしで食べたことがあるとも言っていた。小学生の頃、歩きで大阪まで行ったことがあるとも言っていた。
その医者は、その抗体から作られるワクチンに『リョーツGPX』と名付けた。
しかし…
しかし間もなく、この『リョーツGPX』は使い物にならないことが判明した。
その理由は『あまりにも強力すぎるから』。
両さんのような頑強でタフな肉体だからこそ存在できる抗体であって、普通の人にワクチンを摂取することは子供にウォッカを一気飲みさせるようなものであった。
『抗体だけにとらわれ、彼(両さん)の並外れた体を計算に入れなかった…。』
その後の展開
最強と呼ばれた両津ウイルスだが、栄養バランスが良くなるなど規則正しい生活をすると弱
ってしまうことが判明した。
当然ながら体の主である両津に不調をおよぼした。
スペシャル「湯けむりポロリ 2001京都の旅」にて再登場。24世紀の地球は宇宙人の侵略によって荒廃寸前であった。
宇宙人の侵略に対抗するための策略として「リョーツGPX」を使うことが会議で話されていた。両津金次郎の子孫である両津実直が、両津勘吉の体内からリョーツGPXを入手するために24世紀から21世紀にやってきた。
20世紀では「リョーツGPX」は強力すぎて使い物にならないという結論になったが、24世紀の科学力を用いれば使い物になると劇中で言及されている。