概要
1990年から1994年にかけてPCエンジン、メガCDで発売されたRPGゲームシリーズ。 日本テレネットのブランド「レーザーソフト」(メガCD版のみ「RIOTブランド」)から発売された。
企画・シナリオ・監督は越智一裕、メカデザインはアニメーターの小原渉平。
「RPGの重要シーンにアニメーションを使って表現する」手法を本格的に採用した作品で、該当シーンは作品中は「ビジュアルシーン」と呼ばれている。
このことからビジュアルを売りにしたゲームと言われることが多く、ビジュアルシーンのみを集めた単体ソフ『コズミックファンタジービジュアル集』も発売している。
だが、キャラクターデザインやビジュアルの美麗さで、ファンクラブ発足や小説、漫画、OVAが発売されるまでに至る人気作になった。
漫画版は、『月刊PC Engine FAN』誌に越智一裕によって1年3ヶ月間連載され、いくつかのコマを修正後に単行本(全2巻・徳間書店)化された。
ストーリーは、主人公の「コズミック・ハンター」が一つの星を探索し、最終的に宇宙海賊などの敵を倒すというもの。コズミック・ハンターとは、宇宙の警察組織のようなものである。
しかし、完結編となるシリーズは未完のまま終わっている。
コズミック・ファンタジー 冒険少年ユウ
シリーズ1作目。1990年3月30日に発売。主人公はユウとサヤ。2018年7月24日よりプロジェクトEGGにて配信開始。
コズミック・ファンタジー2 冒険少年バン
1991年4月5日に発売。主人公はバンとリムで、前作の主人公であるユウ、サヤ、もんもも登場する。
コズミック・ファンタジー・ストーリーズ
1992年3月27日にメガCDで発売された。既発売の1・2を一つにまとめたもの。
コズミックファンタジービジュアル集
1992年2月12日に発売された。1と2のビジュアルシーンを集めたもの。
コズミック・ファンタジー3 冒険少年レイ
1992年9月25日に発売。『コズミック・ファンタジー 冒険少年ユウ』より過去の話。主人公はレイとマイ(ユウの両親)。
コズミック・ファンタジー4 銀河少年伝説突入編 伝説へのプレリュード
1994年6月10日に発売。ユウ・サヤ・もんもの「アルジャーノンチーム」が主人公。
コズミック・ファンタジー4 銀河少年伝説激闘編 光の宇宙(うみ)の中で…
1994年11月25日に発売。現時点でのシリーズ最後の作品。バン・リム・ピックの「リトルフォックスチーム」が主人公。
pixivでは
pixivではコズミックファンタジーのタグで作品が登録されている。ビジュアルメインのゲームで、さらにヒロインのシャワーシーンやお色気シーンも毎回あるのがお約束というゲームであるため、R18作品も多数投稿されている。