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ないアルの修羅の編集履歴

2020-07-16 22:49:09 バージョン

ないアルの修羅

ないあるのしゅら

北斗の拳・修羅の国編に登場した修羅の一人。作中屈指の理不尽な扱いを受けたキャラである。

きさま何するアルか


「この地を治める修羅」と言っているので、「強者しか生き残れない」修羅の国でそれなりに戦闘を経てその地位を得ているはずだが、容姿はとても砂蜘蛛よりも格上とは思えない、ただの太った中国人のおっさん風である。

作者が修羅の国の設定を忘れているとしか思えない冴えないキャラ。


登場一コマ目でいきなりケンシロウに車を破壊され、「きさま何するアルか わたしこの地を治める修羅あるよ」と言った途端、ケンシロウに喉元をつかまれ「羅将ハンの居城はどこだ!?」と聞かれる。

「知らないアルよ!!」と返した直後、ケンシロウはとてもヒーローとは思えない態度で壁や地面にたたきつける激しい暴行を繰り返し、「知らないアルよ~」の返答に「あるのかないのかどっちなんだ」と言いさらなる暴力をふるう。

「アイヤ~ないあるあるないあるないあないあるない~ひょんげ~!! ぶ」断末魔の叫びとともに彼は爆死した。

その直後、ケンシロウがちょっと脇を向いてみるとすぐそこに羅将ハンの居城を発見。

別に他人に聞かなくても数秒後に自力発見できていたわけで、彼の死は完全に無駄死にだったのだ……。


すぐ近くにある城の存在を「知らない」と言ったのは、彼も修羅の一員であるので簡単に主君の居場所を教えることはできなかったためであろう。

彼が尋問に白を切ろうとしたのも、ケンシロウが聞き出そうとしたのもそれぞれの都合があるためだが、尋問の描写はただの憂さ晴らしの殺戮にしか見えなかった。

その直後に尋問は不要だったと判明するし……(それ以前にケンシロウは相手の意思に関わらず口を割らせる秘孔を使えるはずなので、秘孔が効かない相手でもない限り尋問という選択肢自体がそもそも不要)。

わたしこの地を治める修羅あるよ

とはいっても所詮はモヒカン雑魚の類と同じ悪人なんじゃないかとの読者もおられると思うが、このないアル修羅、別に作中で一般の村人などに暴力をふるってはいない

ただ通りがかっただけの所をケンシロウに捕まり、一方的な意味のない虐待を繰り返し受けて爆死したのである。ひどい。

ないあるあるない~

ちなみに彼の話すいわゆる「~アル」口調は、戦前の日本が大陸で普及させた「協和語」と言われる日本語の変形口調で、漫画などでお約束的に中国人の記号として使われるものの、現実世界では既に死語となっている

修羅の国が現実世界のどこに相当するのかは作中で語られておらず、好意的に解釈するなら現地訛りを読者に解りやすいように表記したと思われるが、その言葉尻をとらえて虐待の限りを尽くし殺害したケンシロウの酷さは、今日に至るまでネタ的に語り継がれている。

ひょんげ~

ちなみに、彼の容姿は後年の前日譚「蒼天の拳」第一話において登場する溥儀の禁衛隊員・通称ブタオさんと酷似している。北斗神拳との相性の悪さは、ないアルの修羅同様で、最初に秘孔を突かれ爆死する役回りである。とはいっても別に共和語を話しているわけではないが。



声優・TV版の展開

TVアニメ版では、CV:島香裕氏となっている。

容姿を悪役的な強面かつ筋肉質なものへと大幅に改められ、自分からケンシロウに攻撃してくる展開とされている。

若干は粘るが、秘孔を突かれ自分から羅将ハンの居城を暴露する形へと改められたうえで爆死。

やはりヒーローが何の罪も無いただの通行人に一方的な虐待をするのは1980年代後半でもまずかったのだろう。

関連項目


北斗の拳 修羅の国 協和語

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