概要
「ローマ神話」の神クピド(Cupido) の英語読みが「キューピッド」(Cupid)である。
「キューピット」とも呼ばれる。
「ギリシャ神話」の「エロース」にあたるが、ギリシャの神々の影響を受けた他のローマの神々と異なり、キューピッドのイメージが後世においてエロースのイメージに影響を与えたと言われる。
一応人間で言う“成人”である(プシュケという妻も持っている)エロースと異なり、キューピッドの外見は、弓矢を持つ裸の有翼の幼い少年である。
性格は(エロースもキューピッドも)割と気まぐれで、射貫かれた(鏃で傷つけられただけでも効果はある)者は神ですら恋にとらわれる黄金の矢を使用して恋愛を引き起こす。
(対極となる相手を憎悪させる効果のある鉛の矢も持つとされる。)
そのため、恋人達の恋愛成就の助けになることを「恋のキューピッド」と表現することがある。
ちなみに「キューピー」は、1909年にイラストレーターのローズ・オニールによって、キューピッドをモチーフとしてデザインされたキャラクターである。
関連イラスト
関連タグ
ローマ神話 キューピット クピド 恋のキューピッド ギリシア神話 エロース