概要
しりあがり寿の長編漫画作品。マガジンハウスの『COMICアレ!』に連載され、続編の『弥次喜多 in DEEP』がエンターブレインの『コミックビーム』に連載された。
後に本人の手で小説化されたり、舞台や映画にもなっている。舞台版のテレビドラマ版(ややこしい…)は始まった途端にEDを流すなど放送事故的なネタで一時期話題になったとかならなかったとか。
漫画版
物語のアウトラインは東海道中膝栗毛を題材としており、ストーリーの発端は「愛し合う仲の弥次さんと喜多さんが江戸を飛び出し、一路お伊勢参りへ」という元ネタと同じような感じではあるが、そのほかは全て別物と言って差し支えない。
本作の喜多さんは重度のヤク中。連載が長引くに連れて話がどんどんおかしくなり、スピリチュアルでサイケデリックな世界に入っていく。内容はギャグともシリアスともつかず、突然DNAを断ち切るエクスカリバーが出てきたりと「どういう話なのか」と聞かれると物凄く説明に困る。
実写映画版
♪リヤル探しの旅だぜ、弥次さん! テメェ探しの旅だぜ、あははん! 御伊勢参りへ行こうぜ、ベイベー!! 東海道で行こうぜ、ベイベー!!
宮藤官九郎監督主演。中盤までは実写版オリジナルの部分が非常に多く、いつものクドカン仕様のコメディだが、終盤はあまりに原作忠実にしすぎ*何を観ているのかわからないほどシュールな世界に突入する。