裸のマハとは、画家のゴヤが描いた、寝台に横たわる全裸で巨乳の女性を描いた油絵である。西洋美術で初めて実在女性の陰毛を描いたものとも言われる
ほぼ同じポーズで衣服を付けた「着衣のマハ」という対になる作品もあり、いわゆる差分の先駆けといえる。ちなみにこの「裸のマハ」が先で「着衣のマハ」は後に描かれ、後者は「裸のマハ」を隠すカモフラージュ目的で飾る絵画だったのではないかとされている。
なお、マハというのは描かれた女性の個人名ではなく、「小粋な女」を指す一般名詞である。
なお、ゴヤは他人からの依頼で描く事が多かった上にこの裸婦画が問題視された事で誰に頼まれたのか尋問されても一切口を割らなかったという。