概要
冷酷で部下の扱いが雑な、覇王グラウシェラーの部下。シェーラと同様、いい加減な命名をされており、このキャラの場合は覇王(ダイナスト)の肩書の一部を踏襲している。
一応、原作のあとがきに登場した事があるらしいが、本格参戦は17巻。
見た目は30歳頃の細身で二枚目半といった顔立ちの男性だが、口調のせいか、どこか人間臭いうえに三枚目じみている。
ラトカの村長の家に、人間のふりをして滞在しつつ水面下で計画を進めていたようだが、偶然村を訪れていたリナが、滞在しているという人間の名前の響きから、(単なる嫌な予感レベルだが)勘付いたためにガウリイとともに接触を図ろうとする。
始めは、そのリナ達を空間を歪めて閉じ込めたうえで戦闘に持ち込もうとしたようだが、村長がリナの名前を聞き間違えたままノーストのもとへ案内したために、会話がちぐはぐになったうえに、途中から本名がリナだと知り戦意喪失。
行く先々で魔族の腹心などに無視し難い痛打を与えてきたリナに、魔族にとって相性の悪い何かがあるからと言って、一方的に休戦と相互不干渉を持ち掛ける。
リナが渋々それに承諾し、ノーストに歪められた空間からラトカの村に移送させようとするが……。
技能
戦闘能力こそ不明だが、他の上位魔族が時折見せるような、空間を歪める能力と転移らしき技能を駆使する。転移の適用範囲は非常に長く、上位魔族相当の実力の持ち主である事も頷けるものがある。