黄昏よりも昏き者
血の流れより紅き者
概要
CV:郷里大輔
『スレイヤーズ』世界の宇宙に巣食う魔王で、同宇宙の魔族の大元締め。
「赤眼の魔王(ルビーアイ)シャブラニグドゥ」「魔王(ダークロード)」とも称される。
外見は原作小説とアニメで大きく異なる。原作小説では赤いローブに死神を思わせる仮面(目の部分が文字通りルビーである)というオーソドックスな魔王スタイルだが、アニメでは腕が6本生え身の丈は6m近いエビや昆虫を思わせるバケモノというやたらハデなデザインになっており、後に原作者も部下Sのことをザリガニと呼ぶ始末である。
武器の餓骨杖(がこつじょう)は(同輩であるデュグラディグドゥの武器の)光の剣と同等以上の破壊力を持つ。
とはいえ、かつての「神魔戦争」にて「赤の竜神」スィーフィードによって相討ちに近い形で七つに切り裂かれ、現在はそれぞれ別の人間の心に封印された状態なため、魔王の五人の腹心と呼ばれる上位魔族たちが代わりに魔族の指揮を執っている。器となる人柱がお亡くなりになったとしても、自然死であれば別の人間に乗り移るだけなので、黒魔法や精霊魔法、魔法武器などで「滅ぼす」必要があるし、一度でも覚醒してしまえばその人柱は永久にシャブラニグドゥになる。
リナとガウリイは、スレイヤーズ小説本編の第一巻と、第2部最終巻(15巻『デモン・スレイヤーズ!』)の二回にわたって覚醒したシャブラニグドゥの欠片と戦い勝利している。
他に、かつて覚醒した欠片が、現在は氷漬けになった状態で半封印された形になっており、「北の魔王」と呼ばれている。
7つに断たれたとはいえ能力は桁外れに高く、中級魔族クラスでもダメージを負う(原作設定であれば、常人なら根こそぎ精神が消し飛び死にかねない。アニメだと短時間気絶するだけの安心設計だが)崩霊裂<ラ・ティルト>が直撃しようが何の影響も受けないという始末である。ガウリイ曰く「ものすごく根性が強いようなもんか」。
勿論元の人柱の肉体が残っていようが、物理攻撃は通じない。
シャブラニグドゥの力を借りた黒魔法が「竜破斬(ドラグ・スレイブ)」であり、最強の魔法と見なされている。リナはこれを必殺技としている。勿論、何かの間違いで自殺に協力したいとでも思わない限り、竜破斬はシャブラニグドゥ本体にダメージを与えることはできない。
しかし、この世界には、更に上に魔王と神(と人間など)全てを産みだした創造者「金色の魔王」「ロードオブナイトメア」が控えており、小説あとがきでは部下Sと呼ばれて作者ともどもL様のいじめの対象となっている。
関連タグ
五腹心
冥王フィブリゾ 魔竜王ガーヴ 覇王グラウシェラー 獣王ゼラス=メタリオム 海王ダルフィン