概要
「赤眼の魔王」シャブラニグドゥの五人の腹心のひとり。称号は海王(ディープシー)。本拠地は神封じの結界の西方「魔海」。
作中では出番はほとんど無かった。
原作最終巻では魔王からリナ=インバースとガウリイ=ガブリエフをサイラーグまで招待する命令を受け、リナの姿に変わり遠まわしにサイラーグに呼んでいることを伝えて、サイラーグで受付係として獣王(グレータービースト)ゼラス=メタリオムと共に出迎えた。
この時、どちらがそうだとは明言されていないが、作者インタビューでは”流れるような漆黒の長い髪をした、華奢な女性。一目で高級素材とわかる蒼いドレスに、派手でこそないものの、しっかりしたデザインの、装飾品の数々をその身に纏っている。”方が海王だと明言されている。
丁寧な口調でリナの姿のときも落ち着いた様子だったらしいが、根は短気な乱暴者のようで、リナたちに同行していたミルガズィアとメンフィスに立ち去る気がないと分かると、リナとガウリイを空間操作で無理やり異空間に放り込みゼラス=メタリオムから呆れられている。
漫画『水竜王の騎士』では部下2人が登場。当初の予定ではラスボスを務めるはずだったが結局登場しなかった。
海王の力を借りる呪文は、「海王滅殺陣(ダルフ・ゾーク)」「海王槍破撃(ダルフ・ストラッシュ)」がある。