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※以下、単行本19巻及び小説「風の道しるべ」のネタバレを含むため閲覧注意。

概要

鬼殺隊の隊員であり、風の呼吸の使い手の剣士。

不死川実弥の先輩であり、兄弟子に当たる人物。

当時、自分の血の匂いで酔わせたを日光に当てて殺すという無謀な方法で殺しまわっていた頃の実弥と出会い、彼に自身の育手を紹介した。

明るく屈託のない性格の持ち主で優しい人物だが、他人の皮肉に気付かずに真に受けるなどかなり天然気味な面もあった(どことなく竈門炭治郎にも似ており、実弥が炭治郎に対して折り合いが悪い理由はこれも関係しているのかもしれない)。胡蝶姉妹とも仲は良かったらしい。

その優しさは母親や玄弥以外の弟妹を失った実弥にとっては、当初は昼行灯で鬱陶しいと感じていたが、彼と切磋琢磨をするうちに実弥の方も次第に心を開いていき、いつしか兄弟のように仲が良くなっていった。

その後は、階級も実弥と共に最高位の「甲」にまで昇進し、どちらが先に新たな風柱になるかを実弥と競っていた。そんな中で、ある任務にて実弥と共に当時の下弦の壱姑獲鳥」と対峙する。

その鬼は「自分がしあわせになる」為に大勢の子供をさらって自己満足の育児をしては衰弱させて、自分の中に還して幸せにするという理由で食しており、匡近はそんな自分勝手な言い分に怒りつつも冷静に物事を判断し、血鬼術にはまった実弥を助けて彼のアシストをして貢献する。

しかし、鬼の事を「母親」だと庇った少女の致命傷を避ける為に、鬼の攻撃をまともに食らってしまった事が原因で死亡する(この辺りの詳細については小説「風の道しるべ」にて語られた)。

彼が亡くなった後の遺書にて、

  • 匡近の弟は鬼に殺されており、その仇を討つ為に母親の反対を押し切って鬼殺隊に入隊した。
  • 実弥と出会った後は彼を死んだ弟と重ね合わせており、その為に何かと実弥の事を気にかけていた。

…という実弥も知らなかった事実が語られた。

剣士としては、外伝小説中では風の呼吸の伍ノ型しか使ってはおらず、他の型が使えたのかは不明だが、甲にまで上り詰めて当時の実弥と肩を並べて戦えるなどかなりの実力者である。また、咄嗟の状況での判断力や頭の回転も速くて、総じて優秀な人物だった事は間違いない。

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粂野匡近の編集履歴2020/11/19 11:55:07 版