CV:櫻庭有紗
※ネタバレ注意
人物
OCTOPATH_TRAVELER
サイラス・オルブライトが教鞭をとっているアトラスダム王立学院の生徒。
貴族の間で「平原の月」と噂される17歳の貴族令嬢。
芯がしっかりした性格で、特に恋愛ごとになると行動力を見せることがある。
サイラスに思いを寄せていたが、学友でありプライベートでも仲の良かったメアリー王女がサイラスの教えに熱心で、サイラスもメアリーに目をかけていたことに嫉妬し、王立学院のイヴォン学長に「サイラスとメアリー王女が恋仲になっている」という噂をでっちあげて告げ口してしまう。
テレーズ本人は少し困らせる程度のつもりだったが、以前からサイラスを疎ましく思っていたイヴォンはこれを口実にサイラスを学院から追い出してしまう。
事の重大さに気付いたテレーズは必死にサイラスに謝罪するが、サイラスの方も行方不明になっていた「辺獄の書」を探すため旅に出るつもりであり、追放は痛くも痒くもなかったため、彼女を許すのだった。
……と、まあここまではいいのだが、問題はその直後のサイラスの態度である。
サイラス「私にも落ち度がある。キミの気持ちに私が気付いてあげていれば……」
テレーズ「え、先生……?それって……」
サイラス「まさか、キミがそんなにまで勉強熱心だったとは……!」
テレーズ「-え?」
朴念仁という言葉が生ぬるいレベルの朴念仁であるサイラスは、テレーズの嫉妬の原因を「勉強熱心なメアリーを贔屓していたように見えたから」と思いっきり勘違いしていたのである。
これには、罪悪感にさいなまれていたテレーズはもちろん、プレイヤーたちも思わず唖然としてしまった。
その後、サイラス編の第3章で、イヴォンがサイラスの命を狙っていることを知ったことで彼を追いかけ、窮地に陥っていたサイラスを助ける。しかし、逆にイヴォンに捕まり殺されそうになったのを助けてもらう。
想いを寄せる人のために命を懸けたものの、サイラスは相変わらず彼女の想いには気付かなかった(※)。しかし、すでに彼女はそこも含めてサイラスの全てを受け入れているらしく、彼を信じて送り出した。
※パーティチャットでは、テレーズの恋心に気付いたプリムロゼがそのことを指摘しているが、サイラスが全く理解していないため経験豊富な彼女ですら匙を投げている。
第4章で学院に戻ってきたサイラスは研究と教師の忙しい日々を送る。テレーズは再び彼の生徒として、研究に没頭するあまり他がおろそかになりがちなサイラスを支えるのだった。
結局、彼女の想いはサイラスに届かなかったが、彼のそばにいられるだけで彼女は満足なのだろう。その様子は、サイラス編ラストの一枚絵からもうかがえる。
そこには、机に突っ伏して眠りこけたサイラスに優しく毛布を掛けてあげる彼女の姿が描かれていた。
大陸の覇者
本編の数年前を描くスマホゲーム「OCTOPATH_TRAVELER 大陸の覇者」ではプレイアブルキャラとして配信されている。
具体的な年齢は不明だが(イラストから14、5くらいと推測できる)、「シャモート家」という家の令嬢であることが明言され、フルネームが判明した。
彼女のクエストでは、王立学院に入ることになった経緯が明かされる模様。しかし、当初は修道院に入る予定だったようだが……?
なお、使用スキルは雷撃魔法だが、本編序盤での彼女の所業を知る一部ファンからは「闇魔法じゃないの?」などと言われているとか……。
一応言っておくが、大陸の覇者の彼女はサイラスと出会う前であり、本編の彼女もちゃんと反省しているので、過度の誹謗中傷は避けるべきだろう。
……まあ、それ以前に未来の片思い相手が鈍すぎてむしろ同情するプレイヤーが出るほどなのだが、この当時のテレーズは知る由もないのである。