CV:石塚運昇
概要
「レーシングワタナベ」のオーナー兼チューナー。「ナベさん」の愛称で、彼を知るものの間では「チューンの神様」と呼ばれている。サングラスに口髭を生やしており、フェアレディZのチューニングを得意とする。
キャノンボール編からの登場だが原作とアニメでは登場の仕方に違いがあり、原作では「チームGT-R」を抜いた風見潤の前に現れたのが初登場だが、アニメでは主催者側の要請で当初は名を伏せて参加していたところ、スタート前に那智渡に見破られたことでボンネットの「ワタナベ」の名を表わにすることとなった。その際那智は主催者に対し渡辺を特別扱いすることはやめろと激高している。
レースはバン用のミッションを搭載して加速性能を上げたS30型フェアレディZのハンドルを握り、メカドックとチャンプとの三つ巴の接戦を制し、勝利を手にした。
ゼロヨンGPでもFRPボディのフェアレディZで参加し、雨天の中準決勝でメカドックと対戦した際に同タイムを叩き出すも、ハイドロブレーニング現象で制御不能となった状態でロードスイーパーに衝突したことで走ることすらままならなくなり敗北。これを機にレーサーとしての引退宣言をする。
のちにその引退宣言を翻して「夢幻」のチューナー兼ドライバーとして加入、サーキットGPでは「ワタナベSS(スーパースピリット)」というCカー形状のマシンで風見や那智に勝負を挑む。しかしその裏では白内障にかかっており失明も時間の問題という中でFISCO(富士スピードウェイ)での最終決戦に挑むが、周回中ついに視力を失ってしまい、コースを庭当然のように走っている経験を活かし、目を瞑った状態で風見らとのラストバトルに挑んだ。
以後は原作での内容。
手術により失った視力は回復するが、その代償としてチューンすることができなくなるほど視力が落ちたことでチューナー人生を絶たれてしまった渡辺の志を、かつての仲間だった男の息子、五十嵐充がを引き継ぐことを宣言する。実は五十嵐は一度引退宣言をした渡辺が引退撤回してまで夢幻入りするきっかけを作った人物でもあり、サーキットGPでは自らがコンピュータを駆使して開発した「ボブキャット」のハンドルを握っていた。その五十嵐がワタナベのレーサーとして初参戦したレースでは、自分はもうチューナーではないことを公言した上で五十嵐の対戦相手でもある風見と那智のマシンのスペック表を見て驚きを隠さずにいた。
上記のレースとは別にアニメのオリジナル設定として、キャノンボール参加の数年前に一度店を畳んで姿をくらましており、キャノンボール後に新たな社屋を建てショップをオープンさせたが、この店も夢幻入りすることでまた畳んでいる。更には社屋建築と同時期に行方をくらました那智に絡み、チャンプの乗っ取りを企てようとする噂も流れていた。
