逆撫(BLEACH)
さかなで
始解『逆撫(さかなで)』
解号は「倒れろ~」。
始解状態は、柄の先にリング状の持ち手が付き、刀身に穴が空いた形状になる。
周囲に甘い匂いを放ち、匂いを嗅いだ相手の感覚器の認識を逆転させる能力を持つ。
視覚情報の逆転、つまり「相手が認識する上下左右前後見えている方向・斬られた方向の感覚を全て“逆さま”にする」を用いて戦闘を行うことが多い。
「聞こえる音を逆様にする」事もでき、音の反響による地形の把握を妨害する事ができる。
本人は鍛えて「熱い」と「寒い」も逆様にしたいが、自分が慣れるのが難しいとしている。
更に相手が逆転した状態に慣れると、逆転状態のオンオフを切り替え、時には「上下の感覚は普通のまま、左右だけを逆転させる」などを細かく繰り返す事で、相手が対応できないようにする。
卍解『逆様邪八宝塞』(さかしまよこしまはっぽうふさがり)
漫画本編では登場せず、ノベライズ『Can't Fear Your Own World』にてお披露目された。
その能力は、「周囲の敵・味方の認識を逆転させ、同士討ちを誘発させる」
京楽春水と同じく、敵味方の区別なく周囲を巻き込むタイプの能力である上、使用する際は「味方がいたら駄目、サシの勝負でも駄目、大勢の敵と自分一人」と説明しており、何とも強烈な癖の卍解であり、多数対多数の状況が多かった漫画本編では、使用しても味方を全滅させる恐れがあるため使用されなかった。
発動中は撫子の花を思わせる台座に変化し、持ち主である平子を包み込む。
始解の逆撫が強力な個体に対して有効なのに対し、こちらは敵が多ければ多いほど効果が増す。
性格
ノベライズ『The Death Save The Strawberry』にて、平子曰く逆撫はとても性格が悪く嘘ばかりつく斬魄刀で、あまり外の世界に興味を持たないらしい。
そんな逆撫が珍しく興味を持ったのが藍染であり、それもあってか平子は長らく藍染のことを危険視していた。
これらのことも考えると、ある種の未来予測的な能力も持っていると言え、戦闘能力そのものよりもサポートに特化した斬魄刀と言える。
藍染の件に関しては、シッポを掴めないままでいるうちに逆に足を掬われて今に至るまでの被害が起きてしまったことを療養中の雛森に語り、後悔を吐露している。
余談
藍染が自身の斬魄刀である鏡花水月の偽りの能力として、霧と水流の乱反射により敵を撹乱させ同士討ちさせると、周囲には説明しており、その能力が類似している。