概要
「どっちもメイド」とは、石川プロが2004年に発表した、自主製作アニメである。
宇宙から来た二人の美少女メイドが、ご主人様である少女のピンチに駆け付け、怪獣と戦う……という内容ではあるが、
普通の美少女アニメ……とは言い切れない、カオスかつ異質な作品である。
:カオスな内容の一例
- 冒頭はOPが作られ、歌も流れるが、あまり安定していない歌唱力と声である(しかし聴いているうちに、なぜか癖になってくる)。その歌詞もまたぶっ飛んでいる。
- 露骨なお色気描写が随所にみられる(冒頭からお風呂シーン、その後にパンツが乾いてない云々と続く)。
- サブタイトルは「地球がピンチ!メイドはエッチ」
- 登場人物も、どこかドライな言動。しかもセリフも行動も反応もどこかエロい。
- アニメーション自体もぬるぬると良く動く(さすがに商業作品に比べるとクオリティは高いとは言えないが、それでもアマチュアレベルではかなり高い)。
- 怪獣と戦うも、メイド二人は役に立たない。
- 魔法をかける際、メイド二人はキスして変身する。その際、モブたちにガン見されている。
あらすじ
地球は、大気汚染や二酸化炭素の上昇、森林伐採などの環境破壊……、
などとは全く関係なく、なぜか頻繁に怪獣が現れるようになっていた。
その怪獣をやっつけるために、わざわざ宇宙からやってきたらしい宇宙メイドのメイちゃんとイドちゃん、そしてマスコットキャラのフリフリ。
彼女たちは、中学生のいずみちゃんの家に居候しながら怪獣と戦う。
登場人物
- 宇宙メイドさん
宇宙から怪獣を倒しに地球にやって来た二人のメイド。
飛行能力を持ち、さらに二人でキスする事で変身する事が可能。劇中では、ナース姿に変身した。
- メイちゃん 声:成瀬ゆら
宇宙メイドさんの一人、メイン画像のピンク色の髪の方。ちょっとドジっ子さんっぽく、言動がどこかエロい。必殺光線「メイドの土産ビーム」を放つが、狙いを外し山一つを破壊してしまった。
- イドちゃん - 声:海月こずえ
宇宙メイドさんの一人、メイン画像の青い方。お嬢様口調で喋る。アザラシはそんなにかわいいとは感じないらしい。
- フリフリ - 声:柊神楽
宇宙メイドさん達のマスコットキャラクター。常時メイドカチューシャを付けている。
普段は丸いが、変形できる。
「一回死んだら生き返らんと思う」という、至極真っ当な事を言う。
- いずみちゃん - 声:桜華春日
※青く丸いのがフリフリ。
宇宙メイドさん達の居候先に住むポニーテールの女の子。受験勉強中。
主人公っぽいポジションだが、CVは上から3番目。地球環境には関心がないらしい。宇宙メイドさんたちのご主人様で、彼女の命令にはメイドさんたちは逆らえないっぽい。
- ちっちゃい子 - 声:みひろまつり
モブの幼女。
- 怪獣カラカッチャ - 声:?
出現した巨大怪獣。その正体はアザラシの変異体。デザインは適当で、ヘリに乗った報道陣からも「適当なデザイン」と言われていた。いずみちゃんを触手状の舌で触手プレイしようとしたが、宇宙メイドさんたちに邪魔されるも、電撃で返り討ちに。しかし米軍の攻撃にあっさり倒される。
- 米軍機
怪獣をミサイル攻撃し、一撃で倒した戦闘機。フリフリが「米軍じゃー」と言っていた。
戦闘機自体は、あまり映っているシーンが無いため不明だが、F-16と思われる
スタッフ
- 原作・脚本・アニメ制作:石川プロ
- 音楽:森田俊輔
関連イラスト
石川プロ本人の投降したイラスト。