概要
「週刊ヤングマガジン」1993年第13~24号に連載されていた。
都市伝説やストーカーなどの要素を含んだ心理ホラー作品である。
ストーリー
大学生森ひろしは、真夜中に隣部屋のドアがしつこくノックされていることに気付き、ドアを開け覗いてみると、そこにはロングヘアにロングコートの大女が立っていた。
登場人物
本作の主人公。アパート住まいの独居大学生。ある時隣り部屋の山本の部屋を尋ねようとしているサチコを目撃してしまい、以降付き纏われるようになってしまう。
ひろしとは小学生の頃からの腐れ縁。空手の有段者。
ひろしの彼女。だが……。
ひろしの隣部屋に住んでいた大学生。現在は行方不明。
ひろしたちが小学生の時のクラスメイトで、「悪霊」と呼ばれ苛烈な虐めを受けていた。失踪したとも噂されているが、その消息は不明。
ひろしを付け狙う謎のストーカー女。ロングヘアに赤いロングコートを身に纏い、両手には紙袋を持った長身の女性。面長でこけた頬の陰気な顔と雰囲気は非常に不気味で、腕にはリストカットの生々しい傷跡がある。空手経験のある佐竹にまともに殴られても、「本当の痛みを既に知っている」と言って意に介した様子を見せないなど、妙に身体能力が高い。