概要
ネイティブ・アメリカン“グアラニー族”が起源とされる山や森に棲む怪物の一種。
なおクルピラとはブラジルでの呼び名で、アルゼンチンではクルピーと呼ばれているらしい。
全身が毛に覆われた小人の姿をしており、鹿に乗って出現するといわれ、ガラスの目に銅色の卵型の顔、長い口髭を生やし、身長の割に男根は非常に大きいとされる。
また足は後ろ向きにつき、関節はないといわれており、木登りが非常に得意である為に捕えるのは至難の業だとされる。
非常に獰猛かつ凶悪な性格をしており、人肉が好物で特に女子供に柔らかい肉を好み、人を襲う事もあり、力が強く、武器となる棒を持っている為、非常に危険な存在である。
また双頭の個体の言い伝えもあり、こちらは片方の頭が眠っているときにはもう一方が起きて常に周囲を見張っているとされる。
またインディオ風の腰巻1本を撒き、燃える様な赤髪と赤目、ロバのように立った耳を持つ姿と伝わっている地域もあり、スルククーという猛毒の蛇を手投げ矢のように使用し、その腕前は百発百中とされるが、頭はそれ程でもないらしく、「貴様の腕を食らわせろ」と迫られたものが、自分の代わりに猟で仕留めた猿の腕を渡すと、おいしそうに貪り食い、難を逃れたという話が伝わっているという。