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馳河ランガの編集履歴

2021-04-05 18:26:04 バージョン

馳河ランガ

はせがわらんが

馳河ランガとは、アニメ「SK∞(エスケーエイト)」に登場する人物である。

「すごいな、スケートってどこでも滑れるんだ」


概要

アニメ「SK∞」に登場するキャラクター。

カナダからの帰国子女で、物語の序盤に喜屋武暦のクラスへ転校してくる。

スケートボードは未経験だが、一方で実はスノーボードの経験者。

暦と共に"S"が開催される山へ向かったことで、自分の意志とは関係なく"S"に巻き込まれていくこととなる。

"S"ネームは「スノー」。

そのほか「ガムテのルーキー」「ルーキー」と呼ばれることもある。


プロフィール

性別男性
誕生日2月8日(17歳)
所属高校2年生
CV小林千晃

人物

無口でボーっとしており、何を考えているかわからないミステリアスなところがある。

周りの女子からは無口で自分への評価に無頓着なところがクールに見えているとのこと。

アニメディア2021年2月号)


雪のような髪と青い目を持ち、容姿はクラスの女子達が色めき立つほど美しく、スケートボードの練習で傷だらけになっても損なわれることのない美貌とのこと。

(オトメディアWINTER2021 2021年3月号)


社交性は低くく、当初は暦がコミュニケーションを図ろうとしても気だるげな姿勢を崩さなかったが、負けず嫌いで頑固な面もあり、スケートボードにハマってからは暦と意気投合し、常に一緒に行動するようになる。


カナダ人の父(オリバー)と日本人の母(菜々子)とのハーフ。父親とは死別しており母子家庭。家計を支えるためにアルバイトを探していたが、日本語が綺麗に書けないためなかなか決まらずにいた。

見た目に反してかなりの大食漢。


物語開始当初は、父親を亡くしスノーボードからも離れていたことでランガ母曰く「抜け殻」みたいな状態であったとのことだが、暦とスケートボードに出会ったことで徐々に表情豊かになっていく。


"S"に対しては胸のひりつく感覚を求めて参加している節があり、スケートが上手い人やトリックを見るとワクワクする様子が多く見受けられる。

また、プロのスケートボード選手であるMIYAとの勝負を「楽しそう」という理由だけで引き受けたり、誰もが恐れ慄いた愛抱夢の滑りを見ても勝負して勝ちたいという気持ちを崩さなかったなど、強い相手とビーフをしたいという気持ちも強く持ち合わせている。


自分への評価に無頓着なところがあり、容姿がいいことにも気付いていない。(学校の女子から「プリンス」呼びされていることにも気付いていない)


偶然にも"S"に巻き込まれたことで、"S"でのスリル感や胸の高鳴る感覚に魅入られスケートボードを本格的に始めることになるが、その件がきっかけで"S"の実力者達に興味を持たれることになり、物語が大きく動き出していくこととなる。


ジョーやチェリーブロッサムなど"S"の実力者から興味を持たれている。

MIYAからは、暦への評価と同じく当初は格下と見られていたが、自身をビーフで破ったことや驚くべきセンスから"自分以上の天才"と認識されていると思われるとのこと。(中の人談)

更に愛抱夢からは1話のシャドウ戦から興味を持たれ、5話でのビーフでランガがラブハッグを破ったことで更に執着され「僕のイヴ」「僕のスノー」などと呼ばれることになる。異常とも思われる程のアプローチをされているがランガ本人は気付いているのかいないのか基本的にスルーしている。


スケートボードは未経験だが、先述の通りスノーボードを15年間やっていた経験があり、"S"では粗削りながらもスノーボードのトリックを併用した大胆な滑りを魅せる。


経歴


1話

カナダからの転校生として喜屋武暦のクラスにやってくる。

ぼーっとしており、無気力でどこか気だるげな様子で暦のこともクラスメイトと認識していなかったが、アルバイトの面接の帰りに暦の滑り落ちるボードを拾ったことで初めて交流を持つ。当初はボードの上に立つこともままならなかったが、転んだランガの上を暦がオーリーで飛び越えたことによりスケートボードに少し興味を示すようになる。

アルバイト先を探してたところ、暦が怪我をしてたことで、ボードショップで臨時バイトを受けることになる。

"S"の開催される鉱山へ暦と共に客へボードを届けに行くが、暦がボードを取り違えてしまい、怒った客から代わりに暦がシャドウとビーフ(決闘)をするように言われてしまう。しかし、何を思ったのかランガが両足をボードにガムテープで固定した状態で代わりに滑ると言い出し、"S"の実力者であるチェリーブロッサムの後押しもあり、シャドウとランガでビーフが始まってしまう。スケートは初心者だが、実はランガはスノーボードの経験者であり、スノーボード由来のテクニックを駆使しシャドウを圧倒する。それは雪の降る景色を想起させるほどであり、あの場にいた観客を魅力させながら見事シャドウに勝利する。


2話

ビーフで感じた胸の高鳴る感覚をもう一度味わいたいと暦のサポートの元、スケートボードを本格的に始める。

スノーボードを15年やっていた経験から、当初は足が固定されていない状態に慣れず転倒を繰り返していた。それを見かねた暦がランガに合わせてボードを新調してくれたため徐々に上達していき、苦戦していたオーリーを初めて成功させる。


3話

フリースタイルの日本代表候補であるMIYA(知念実也)にランガがビーフを挑まれる。まだ初心者のランガではレベルが違う、と暦は引き止めるがランガは引き受けてしまう。

昼間の"S"会場で練習中に偶然MIYAと遭遇し、挑発を受ける形で勝負をするもランガの足を固定するベルトが千切れて転倒してしまう。

スケートボードが前後方向にしか進まない特性になかなか慣れずに苦戦するも、暦が車輪を進行方向に合わせて回転できるように調整することを思いつき、MIYAとのビーフの直前に暦からボードを託される。

序盤はMIYAがリードしているようにみえたがランガの大胆かつ肝の座ったコース選択と、スノーボード由来の予測不可能なトリックで辛くもランガが勝利する。

ビーフ後はMIYAに対し「楽しかった、また滑ろう」と声をかけ、MIYAの孤独を緩和させるきっかけを作った。


4話

1話のシャドウ戦からランガに目をつけていた愛抱夢に、暦と愛抱夢のビーフの賭けの賞品にされてしまう(愛抱夢が勝ったら、次はランガと愛抱夢が滑るという内容)。

愛抱夢に勝つためにMIYA、シャドウも交えて特訓を始め、ランガも暦に積極的に協力する。

愛抱夢と暦のビーフ場面では、ランガは愛抱夢のトリックに翻弄される暦の身を案じてバイクで追いかける。


5話

暦はランガを怪我させたくない一心で愛抱夢とのビーフを止めるように伝えるも、ランガは愛抱夢とビーフをすると言って聞かない。

ランガは急激にスケートボード技術が成長してきており、愛抱夢のやってみせた高難易度のキャスパースライドも難なくこなす。

暦は過去の経験から再度ランガを引き止めるが、最初は愛抱夢に対して腹が立っていたこと、今は純粋に愛抱夢と勝負したいと思っていることを暦に伝える。更に「怪我をしてもスケートをやめない」と暦と約束をし、愛抱夢とのビーフに挑むことになる。

暦の時と同様に、逸脱したトリックに翻弄されかけるがすぐに順応する。ついには愛抱夢の坂を登るトリック"ラブハッグ"を誰もが思いもよらない方法で破ることに成功する(そのせいで愛抱夢から更に執着されるように)。

結果的に警察の介入でビーフは引き分けとなるも、ランガは愛抱夢とのビーフに心惹かれてしまう。愛抱夢に対して嫌悪感を持つ暦から「愛抱夢とはもう関わるな」と強く約束させられる。


6話

暦の湯治に付き添う形で宮古島へ向かう。怪我をしてる暦が無茶をしそうになると制止したりしつつ、馴染みのなかった海にはしゃぐ様子が見受けられる。

温泉へのビーフでは、1人遅れる暦に気付いて引き返したり、パーントゥとの鬼ごっこで怪我をしている暦をサポートした。


7話

日常で暦とスケートを楽しみつつも、愛抱夢とのビーフの様にスリルを求めて危険な滑りにのめり込んでいくようになる。そんな折に愛抱夢からトーナメントの開催を発表があり、愛抱夢とまた滑れるかもしれないと期待するも、暦との約束を思い出して悩む。

暦が何かに悩んでいることには気づきつつも理由まではわからず、連絡がつかないことを心配して暦の家の前で雨の中待ち伏せする。

その際に「愛抱夢と滑りたい」と気持ちを伝えたことで暦の抑えていた気持ちが爆発してしまい、立ち去ろうとする暦に「強い奴と戦うのはワクワクする、暦もそうだろ?」と同意を求めたが「俺はワクワクしねーよ!」「頭のおかしい天才同士で滑ってろよ」と言われてしまい呆然と立ち尽くしてしまう。


8話

暦と何とか連絡を取ろうとするランガだが、取り合ってもらえずに落ち込む。そしてトーナメントが開催され、予選ではランガとジョー、そのほか数名ほどが同じグループになり同時に勝負をする。ランガは他の選手から妨害を受け、何とか躱すも車輪にダメージを負ってしまう。

予選後、ランガは母親に不器用ながらも現状を相談し、「俺が約束を破ったから」と後悔しつつも母親から「気持ちを素直に伝えること」とアドバイスを受けてトーナメントの本戦に挑む。

本戦ではジョーと対決。ジョーから「俺たちは馬鹿だから友達の作り方も喧嘩も仲直りもスケボーなんだよな」と話をされ、愛抱夢と戦いたい目的がある本気のジョーとビーフが始まる。


9話

ジョーのパワープレーに苦戦するもなんとか追いつこうとするランガ。しかし、いつもなら強敵とのビーフで高鳴っていた胸が落ち着いていることに気づき、暦と和解できずにいたことからもスケートをする理由がわからなくなってしまう。勝負を諦めかけていた時に、暦から自身の名前を叫ばれたことで、いつもの感覚を取り戻す。見事にジョーには辛勝するも、着地の衝撃でボートが破損してしまう。暦に会いに行くのを躊躇っていたが、ジョーの後押しもあり暦を探しに行く。しかし、暦は会場を後にしてしまっており見つからず。更に愛抱夢からモニター越しに話しかけられたことに意識を向けて立ち止まる。


10話

暦を探すも見つからず、MIYAに声をかけるも「逃げたんじゃないの?ランガに会いたくないから」と言われて動揺する。MIYAとスネークのビーフが始まり、スネークの滑りを見て「あの滑りは…」と何か思うところがあるような発言をする。

シャドウのお見舞いでジョーと共に病院にいる際、暦の気配を感じて追いかけるも遭遇できず、暦の家へ向かうも自宅にも帰ってきていないことを伝えられる。気を利かせた暦の母により暦の自室へ招かれて、机の上にある暦のノートや暦の過去の友人とのスケート動画を見たことで、暦のスケートへの思いを感じたのかランガは笑顔を見せる。

その後は暦の妹である月日へ伝言を残し、自身はいつもの公園へスケートを滑りに行く。ランガを追いかけてきた暦をスケートに誘い、かつて父親とのスノーボードを思い出し、"誰と滑るのかが重要なんだ"と気づく。"暦がいるから楽しいと感じる"という気持ちと暦がどれだけすごいかという素直な気持ちを伝えて、無限に暦とスケートしたい、とかつて暦に教わった"スケートは無限大"という言葉を返す形になった。


11話

暦との関係を修復し、いつもの日常を取り戻す。暦宛に愛抱夢からのトーナメントの招待状が届き、周りが止める中、ランガだけは反対しなかった。

暦の自宅のガレージで、自身のボードを修復を暦にお願いし新しく作り直すこととなった。(この時、MIYA戦から補助輪の役割をしていた部品をついに外すことになった)

愛抱夢と暦のビーフ当日、「決勝で待ってる」とただ一人暦の勝利を信じて送り出した。ビーフ中は、ボロボロになっていく暦を静かに見守り、MIYA達と共にゴールまで迎えに行った。

暦に怒り浸透な愛抱夢から暦を庇うが、ランガの次の対戦相手であったスネーク(菊池)が「貴方(愛抱夢)が愛を取り戻すためには彼(ランガ)が相応しい」とビーフを辞退したため、決勝戦はランガと愛抱夢で対戦することとなった。


12話

愛抱夢がスケートボードをする理由を疑問に思いながらも最後の戦いに挑む。道中で暦から新しく作ったボードを託され、かつてガムテープでスケートボードを滑ったことを思い出し2人で笑い合う。暦から決勝戦後にある約束を交わされる。

愛抱夢との最終決戦はいつものコースではなく、過去に危険だからという理由で使わなくなった死と隣り合わせのコースで、愛抱夢もいつものマタドール衣装ではなく死神を連想させる装いであった。

ついに愛抱夢との最終決戦が始まり、愛抱夢からのボードフルスイング技や妨害もギリギリで交わし、あり得ないスピードの領域に達する(所謂ゾーン)。ランガは愛抱夢の世界に引き込まれ周りが見えなくなってしまい、ついには橋から落下してしまうが、ボードの裏に暦が書き込んだ"FUN"の文字を見つけて今まで仲間たちと滑った楽しいスケートを思い出し復帰する。崖を滑り降りる中で父親の幻影と再会。「Are you having fun? my son.」という問いかけに笑顔で「Of course,dad.」と答えた。

その後はゾーンの中でランガを探して1人きりになっている愛抱夢の腕を掴んでゾーンから引き戻し、全身全霊を持って愛抱夢のトリックを受け止めた。

お互いにクラッシュし、ランガが先に立ち上がるも先にはいかず、愛抱夢にボードを渡し「一緒に滑ろう」と声をかけ愛抱夢の中にあった蟠りを解いた。

ビーフは再開し、お互い全力でゴールを目指しランガの勝利で決勝戦は幕を閉じた。

ランガはゴール地点にいた仲間たちにもみくちゃにされて勝利を讃えられた。

エピローグでは、プロローグでの暦の独白と対になるような形で「俺の幸せは…」と心の中で話しながら

暦と決勝戦前に約束した、叶わなかった暦との決勝戦をスタートするところで物語は幕を閉じる。


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