あらすじ
神楽咲高校に入学した咲丘は、「丘研」の入部案内を見て直感した。これこそ〈風景〉を愛する俺のための部活だと! 部室に向かった咲丘は、代表・沈丁花桜(じんちょうげさくら)と意気投合、早速入部。だが、丘研の正体は「オカルト研究会」。沈丁花の世界征服の野望のために日々活動していたのだ。「君は完膚無きまでに自分を知られたことはあるかい?」知ること=支配すること。世界を知るための戦いが始まる!! (web KADOKAWAより)
登場人物
咲丘:風景をこよなく愛する高校一年生。人付き合いは苦手な方で、部活や同好会に入ることなど微塵も考えていなかったが、「丘研」の入部案内に張り紙を見て感激し、入部する。自分のことを溺愛する兄がいる。
沈丁花桜:丘研の代表。女王のような偉大なオーラを放つ人物。長くて艶のある黒髪を持つ美少女。背はやや低めだが胸は大きい。家は相当なお金持ちらしく、別荘に住んでおり、出島と萩を養っている。小さい頃に遭った事故の後遺症で、コーヒーカップより重くて大きいものは持てない。音楽(特にクラシック)とボードゲームが好きなインドア派。
出島進:体も心もデカイ丘研の先輩。記憶力に乏しく、古い出来事は覚えているくせに二、三日前のことは覚えていないのは、健忘症のためである。「若いっていいよな」的なことをよく言ってくる。前にしか進めず、エレベーターに乗ると大騒ぎする。前しか見ないのは、後ろには思い出がないのに覚えていないといけないのが怖いから。
江西陀:咲丘と一緒に入部した一年生。肩まで紙を伸ばしスタイルもちょうどよい美少女なのだがとにかく変態で、どんな話題でもエロい内容に持っていってしまう。母の死体を見た頃からずっと女性の死体がこの世で一番美しいものだと考えている。
女郎花萩:マッドサイエンティストの丘研の二年生。ショートボブで幼児体型の可愛すぎる先輩。爆薬を作るのが趣味らしい。巨大なヘッドフォンを常備している。代表のことを「お姉ちゃん」と呼び慕う。純粋で変態発言に免疫がなく、聞くと鼻血が出てしまう。小さい頃に義理の親に箱で育てられたため、箱がトラウマ。
清宮一:愛らしい外見と可愛らしいハニーボイスからは信じられないが、れっきとした日本男児。咲丘の初めての友達で、風景が同様に好き。部活には所属していない。一人暮らしをしており、感心なことに自炊している。