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電脳女将・千鶴の編集履歴

2021-05-01 10:36:58 バージョン

電脳女将・千鶴

でんのうおかみちづる

大分県の湯平温泉の温泉宿、「旅館つるや隠宅」の公式キャラクター。

概要

キャラクターデザイン有葉
SDキャラクターデザインせいま
CV種﨑敦美

誕生日等は正式には決められていないが、公開日である12月23日を誕生日として多くの宿泊者や経営陣がお祝いをしている。


大分県由布市湯布院町の湯治場として名高い湯平温泉、その中の温泉宿の一軒である「旅館つるや隠宅」の広報を2016年12月23日より担当することになった公式キャラクター。

アニメ・サブカルチャーの大ファンであった発案者にして経営陣の一人である渡辺健太氏のこだわりで大分や湯平温泉を広く知ってもらうにはデザイナーや声優についても大分出身者であることが望ましいという強い要望により大分県出身者の有葉(あるふぁ)氏により生を受けることとなった。


その後は「電脳女将」としてその華麗な容姿と方言を交えた柔らかな物腰の広報が周囲に認められ、「旅館つるや隠宅」でも彼女の設定資料集や掛軸・グッズなどを数多く展示した一室への特別宿泊プランなどが好評を博していく傍ら、電脳方面でもソーシャルゲーム『ブレイブファンタジア』とのコラボによるゲーム内のユニット化、KADOKAWAメディアファクトリー発行の4コマ漫画雑誌『コミックキューン』内で連載されていた「今日どこさん行くと?」(鹿子木灯)の2020年1月号連載分の「大分編」にコラボ登場するなど精力的な活動を続けていた。


2020年に入ると新型コロナウイルスの影響による観光産業への打撃を受けた大分県の応援として結成された大分県ゆかりのVTuberや公式キャラクターによるユニット「大分VcheerS」、その第一弾の主要メンバーとしてチャリティーコラボに精力的に関わっていく。

また2019年12月にサプライズとして匿名で実装されていたキャラクターボイスについても、2020年5月9日に大分県出身の種﨑敦美氏によるボイス実装が正式に告知され、さらなる活躍を期待されていた。


令和2年7月豪雨

2020年7月3日から8日にかけて熊本県を中心に記録的な降雨・土砂災害をもたらしたこの災害群は隣県の大分県においても容赦なく牙を剥いた。7月4日以降「旅館つるや隠宅」においても降雨による温泉施設へのダメージや宿泊施設への影響が、度々Twitter上の千鶴アカウントでアナウンスされていたが7月7日20時56分からの千鶴のデータをクラウドサーバーに避難完了し経営陣も避難をするという告知群を最後に沈黙することになる。


「旅館つるや隠宅」や経営陣を知る多くの人々の祈りも虚しく、9日には大女将、25日には実質的な経営を引き継いでいた女将夫妻、そして発案者である渡辺健太氏の訃報が正式に発表された。更に追い打ちをかけるかの如く、「旅館つるや隠宅」施設自体の被害も公開され、宿泊・温泉施設の損壊により正式に廃業するという告知がなされた。


107日ぶりのメッセージ

上記の訃報に対し、ボイス担当であった種﨑敦美氏を筆頭に千鶴のボイス実装動画制作を手掛けた有志5人により、ご遺族の方々の思いを汲んで2020年10月22日に種﨑敦美氏のTwitterアカウント上にて

  • 今まで「旅館つるや隠宅」を愛してくれた人々へのメッセージ
  • 発案者の渡辺健太氏の功績
  • 今後の湯平温泉に向けての応援とそれを支える利用客への「お願い」

を踏まえた計6分にも満たない3本の動画が投稿された。


3本の動画は2021年5月現在、それぞれ再生数は4万を超え多くの故人や旅館を偲ぶ声や再起した湯平温泉への観光を誓うリプライが返されてきた。また、湯平温泉観光協会会長も動画に対し「健ちゃん(渡辺健太氏)の志を継ぎ、千鶴さんの存在を継承していきたい」という声明を公式に発表した。


外部リンク

Twitter公式アカウント

ブレイブファンタジア」×「旅館つるや隠宅」コラボイベント開催告知

「大分VcheerS」告知記事


種﨑敦美氏によるメッセージ公開に対するネット記事

西日本新聞

KAI-YOU.net

朝日新聞(有料記事)

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