概要
CV:村瀬歩
メインシナリオ「暁の空編」第76章にて登場する。
主人公一行が白風の境にて出会うドラフの少年。
イスタバイオン軍に囚われたドランクを救出するために白風の境を訪れるも、現地の大型獣や猛吹雪に襲われ遭難してしまった主人公たちを救助して隠れ里に運び、白風の境に棲まう星晶獣ディコトムスに起きた異変の調査を依頼した。
事情があって白風の境から出ることが出来ないため、外の世界に強い興味を抱いている。
容姿
グラブルのドラフ族成人男性といえば例外なく2メートル超えの長身かつ屈強な肉体という種族的特徴を備えているが、ハルは未だ少年ながらもそれら特徴が全く当てはまらない外見をしている。
厳寒地域に住んでいるため毛皮を多用した分厚い防寒服を着ており身体のシルエットはほとんど隠れているが、上着から覗く足は非常に細く、ヒューマンやエルーンの少年基準で見ても細身と言える体格。
顔立ちも柔和な美少年であり、大人しく温和な物腰と相まって登場時には多くの騎空士に衝撃を与えた。
正体
本名はハルヴァーダ。
かつてナル・グランデ空域を統一支配していたトリッド王国の王族であり、王位継承権は第19位。5年前にシュテルケ島を襲った「天罰」の生き残りである。
父親は生まれる前に、母親はハルヴァーダを出産した際に他界している。
トリッド王家はナル・グランデ空域の象徴であるグレートウォールの管理を代々担っており、その血筋がグレートウォール起動の「鍵」であった。真王にグレートウォールを利用されることを恐れた当時の国王夫妻は、表向きは真王の命令に従わせる形で、「鍵」となり得る王族全員を長子バラゴナに殺害させた。
しかしアベルの最期の言葉を受けたバラゴナは、監視役であったギルベルトを懐柔し密かにハルヴァーダを保護する。そして幼児であったハルヴァーダは、残った従者達と共に、未開の地ノース・ヴァストに隠匿されることとなった。
本編では外界への強い憧れが仇となり、従者達を人質に取られ黄金の騎士に身柄を拘束される。自身を利用しようとする真王や黄金の騎士に反論し、一貫して抗う姿勢を見せている。
またフォリアと獄中で面識を持ち、似通った生い立ち・境遇であることから共感を得て、励ましを受けている。
グレートウォールの騒動が終結した後はイデルバ王国に身を寄せる。