救難機とは
通常、救難機にはどんな場所にも救助に降下できるよう、ヘリコプターが充てられている。
しかしヘリコプターのみで救難任務にあたるには、航続距離・時間ともに心許ないという欠点がある。
そこでヘリコプターは救助にのみ使用され、捜索そのものには通常の固定翼機があたる事が多い。
固定翼機(捜索機)には監視員の視界を重視したバブルキャノピーや、
救難電波発信機の電波を受けられるようなセンサーなどを搭載している。
これら捜索機が遭難者の位置を特定し、救難機を誘導するのである。
救難機はホイスト(ワイヤー巻き上げ機)を使って救難員を降下させ、または遭難者に捕まらせる。
日本ではEEZ(排他的経済水域)が広いため、海上での救難活動に重点を置いた救難機を開発している。
中でも新明和US-1は世界唯一の救難飛行艇であり、捜索と救難を同時に行える。