概要
デーヴァ神軍の神将や、アスラ神軍の魔神将が身に纏う鎧の総称。甲冑の何処かに象徴たる獣の頭部と、胸部や前垂れ(ウエストアーマー)に守護神の凡字の一文字が刻まれているのが最大の特徴。重たそうに見えるが、羽の様に軽く、ダイヤモンド以上の硬度を持つ。
普段は護符の一種である『ヴェーダ』(初期名称はシャーリー)として懐や、腰帯の支えとして携帯し、移動の際は『バルダ』(初期名称はヴァジュラ)へと変化し、四肢の部分から炎状の気が吹き出しサーフボードの要領で空や地表面、海上を進む。「オン・○○・ソワカ」の真言(タントラ)で鎧として装着する。基本的に1着に付きひとつ武器を所持する。某聖衣と同様に光流を増幅させる触媒の役割も担当する為に苛烈な戦闘でボロボロにもなるが、強大な光流(神力)で破壊されているからに他ならない。甲冑には何万年もの間に受けたダメージの記憶もあり、機能不全に陥る場合や事情を転生した装着者に伝える事もある。修復には自然界の地脈から沸き立つ光流さえあれば十分だが、浮遊大陸の様な場では光流が遮断されて補給出来ず、暫くの間休ませなければならない。砕かれた鎧そのものを新規に作り替えてのバージョンアップは存在しない。あくまでも戦闘や修行で鍛えて光流を高めた者が勝者となる。
戦死や病死、天寿を全うした際は、例え転生して生まれ変わっても、傍らには『ヴェーダ』が置いてあり、再びその守護する甲冑を纏う運命に有るが、例外は天空界を支える役割を持った最高神の後継者に指名された者には、全てを受け継がせて、此だと思った後身への譲渡が可能となる。破壊神もまた世界に必要不可欠な存在から対象からの除外ではない。