敵キャラクターとしてのマドロック
最初期のイベントである『騎兵と狩人』が初出。
敵としての表記は「Mudrock」
クルビアに移住した「Big Bob」ことボブおじさんが手紙を送った相手である。
イベント「ウォルモンドの薄暮」では敵BOSSとして登場。
本イベントステージ攻略の要とも言える「蓄音機」の制御権を問答無用で奪い、術ダメージでしか削れず、かつ時間経過で回復するシールドを纏っているため生半可な火力では削り切る事は難しく、同様にシールドを纏った敵ユニットも登場する事も相まって苦戦したドクターは数知れない。
またステージで登場するゴーレムはマドロックが作り出したものであり、こちらも生半可な火力では太刀打ち出来ないどころか、一撃でオペレーターを撤退させる程の火力を有していた。
オペレーターとしてのマドロック
2021年4月30日、8章開幕と同時に満を持してプレイアブルキャラクターとして実装。
レアリティは最高の★6
オムニバスイベント「在りし日の風を求めて」ではロドスに合流した経緯が語られた。
プロフィール
【鉱石病感染状況】
体表に源石結晶の分布を確認。メディカルチェックの結果、感染者に認定。
人物
白い防護服に身を包み、ハンマーを手に戦う大柄なサルカズ傭兵。
その風貌に反して無益な戦いを好まず、むしろ避ける傾向にあるが、相手を「戦士」として認識すれば、己がアーツとハンマーを駆使し立ちはだかる全てを叩き潰す。
ロドスに加入後は仲間と共に救ってもらった恩義に報いるためにオペレーターとなった事から情に厚い人物である事が垣間見える。
当初はロドスと言った多勢力の依存を拒んでいたが、ビックボブを知るグラニや、リターニアで出会ったフォリニックとスズランの二名の説得もあって最終的にロドスのオペレーターとして残る決意への後押しとなった。
マドロックのアーツは泥や岩を操り、時には泥人形を作って話しかけたりする場面もある。
本人は簡略化された儀式であると言うが、風貌が風貌だけにやや奇怪に見られていたりする。
しかしマドロックは泥や岩を操るだけではなく、リターニア色に富んだ古典的な様々なアーツ数種類の他にサルカズの血筋に紐づいた「巫術」をも身に着けており、これは泥や岩を四肢の延長として使う物であり、マドロック自身の切り札となり得えるとされている。
・防護服を脱いだ姿
SDでも確認出来るが、防護服を着たマドロックは敵への威嚇、畏怖を誘発させる程の巨体である。
これはマドロック自身のアーツを防護服内の緩和剤に充填させた姿であり、
中身は身長163cm・銀髪赤目の女性。
このアーツにより「歯の一本まで余すことなく武装している」ため、頭部装備の影響もあって声がくぐもり、声の響きは重厚かつ聞き取り難くなっていた。
そのため声での性別の判別自体困難であり、防護服を脱ぐまで「女性」である事を確信出来ない程であり、”女性である事実”もサルカズ時代の仲間ぐらいしか周知されて無かった事がプロファイルに記載されている。
防護服を脱いだ素顔の状態で居るのは慣れない様で、ロドス内では「フル装備」のまま立ち歩いている様子。
勿論そんな巨体で立ち歩けば天井に当たったり、扉をくぐる事も困難であり、技術者代表のクロージャから「フル装備で立ち歩くな」と苦言を言われてたりする。
経歴
サルカズの傭兵、部隊と共にレユニオンに参加するも意見の不一致から離反。
離反時期はチェルノボーグ事変前であり、本編ストーリーで展開されている龍門襲撃にも全く関わっていない。
その間、ビックボブ事、ボブおじさんと同様に「マドロック小隊」として安息の地を求めてリターニアに向かう。
「ウォルモンドの薄暮」で語られた様に感染者達と合流し、マドロック小隊は一部の感染者の中でも有名となった。
しかし、先の「レユニオン」の暴動によって感染者への問題が意図的に別方向に向けられており、カズデルへ戻り一旦は感染者のために落ち着くことが出来る場所を作るためだったが、移動中も追撃を受け続け、ロドスのエリートオペレーターである「Logos」に救助された時はマドロック小隊は壊滅寸前であり、マドロックとその小隊はロドスに二度助けられる事となった。
性能
ハイスペックな自己完結型の重装オペレーター
・素質
素質とスキルが嚙み合い、重装特有の3ブロックを活かした殲滅力を有する。
素質では敵として登場した時と同様に時間経過でシールドを生成し、3回まで重ね掛け出来る。
シールドはダメージを無効化するだけではなく、自身のHPも回復する
このシールドはステージ特性である「毒性ガス」にも反応するため、シールド破られるものの毒性ガスにはある程度耐える事が出来る。
またサルカズから受けるダメージを軽減する素質も持ち合わせているため、サルカズが占める高難易度ステージでも非常に強力。
・スキル
素質だけでも十分生存能力を持ち合わせているが、スキルで更に生存力が上がっている。
スキル1はシンプルな防御強化スキルだが、普段使いならスキル2となる。
スキル2「岩崩し」は自身が配置されたマスを含む周囲9マスの敵全てにダメージを与え、HPを回復し一定確率でスタンする。
只でさえシールドを纏ったマドロックの生存を更に強化しながら敵を殲滅するという破格のスキルである。
一定の高難易度であれば、ひとつのルートを彼女のみで対処させる事も可能であり、ラッシュ時でも彼女単騎で殲滅し尽くした後はHP全快のまま立っていたりする。
一定確率のスタンは攻撃を中断させる効果もあるため、発動すればダメージを無効化しながら生成されたシールドで再度回復という芸当をやってのける。
またスキルは攻撃を受けないとSPが貯まらないという被撃回復型であるが、ブレミシャインと組ませる事で攻撃回復を得る事が出来、ブロック数も相まってスキルの回転数が更に上がる。
そこに攻撃回復系スキルのSPを一定時間毎にチャージするチェンを配置すれば手が付けられなくなる程回転するマドロックの姿を見る事が出来る。
高難易度ではスキル3「悪土の血脈」。
こちらは一定時間無敵になりブロック0・攻撃を中止するが、その間は一定範囲の敵の動きを減速させる、尚この間も素質のシールドは復活する。
一定時間経過後は減速範囲に居る敵をスタンさせ、攻撃力・防御力・攻撃速度上昇した状態で敵をボコボコにしていく。
この時攻撃範囲は配置した方向1マスのままである事には注意されたい。
危機契約など、ダメージが大きい敵やスキル2で対処しきれない場合等の選択肢になり得る。
スキル3の使用時のコツとして向かってくる方向とは逆向きで配置する。
つまり敵に背を向けた方向で置くと、ブロック数が超えそうな時に発動して敢えてすり抜けさせる事でスタンで動きを止めた時に殴り倒してもらえる。
総じて素質とスキル共にハイスペックではあるが弱点として、特性でへラグと同じ「味方の回復効果を受けない」ので、一撃が重い攻撃を受け続けてしまうとシールド生成が間に合わずそのまま退場してしまう事もある。
また、地上専門の為、対空は出来ないのでスキル3の減速・スタンと被ダメージ以外は無力なのでドローンが登場するステージでは狙撃を組ませる必要がある点には留意しよう。
一応、アンジェリーナ・ソラ・パヒューマーの素質やブレミシャインのスキル2・スズランのスキル3等では回復は出来る。
またシャイニングやホシグマの防御力UPの素質やニェンの重装キャラHP上昇と言った素質も恩恵はあるため、編成に組み込むと良いだろう。
備考
・昇進2の立ち絵で数多のドクターを驚愕させた
先行サーバーである大陸版アークナイツでも、マドロックの中身が女性である事に驚愕する声は多く、予告PVでは「女性だったの!!??」というコメントで溢れ返った。
相方であるビッグボブが男性であった事や、見て分かる巨体の中身が女性であるとはなかなか想像し難かったのもあるだろう。
実際ゲーム内プロファイルでも身体検査を行ったロドス職員もマドロック小隊に合流したリターニアの感染者も防護服を脱ぐ瞬間まで女性だと分からなかった様で「自分の隊長が女性だったとは、時々見かけたサルカズの女性は夢じゃなかったんだな」というコメントを残している。
「彼女の素顔を見て驚く人は多い。ほとんど皆そうだ。」
ゲーム内では語られてないが、もしかしたらウォルモンドの薄暮で出会ったフォリニックとスズランも、彼女の性別を判別出来てなかった可能性もある。
また未昇進~昇進1のままで秘書に置くと声がくぐもって聞こえるが、昇進2の立ち絵で秘書に置くと声がクリアになるという仕様がある。
但し基地内ではフル装備なので、くぐもった声のままである。
・ハンマーに書かれている文字
「For evil men will be cut off」
旧約聖書の一部である『詩編』37章9節より、「悪をなす者は絶たれる」の意
関連イラスト
別名・表記ゆれ
多言語展開されているゲームであるため、言語によってさまざまな表記が存在する。