巽征丸
たつみせいまる
巽征丸とは、『金田一少年の事件簿』のキャラクター。
「この家を出ていくのはあんたらの方だ!」
人物
「飛騨からくり屋敷殺人事件」に登場。岐阜県飛騨市の巽家の後妻巽紫乃の息子。18歳。
礼儀正しく母親想いの好青年であるが、龍之介ら義理の兄弟から嫌われている。
前当主の遺言により家督と財産の相続人に選ばれたが、それにより「首狩り武者」を名乗る者に命を狙われる。
以下、ネタバレ注意
本事件の第二の犠牲者であり、首狩り武者の祠で生首が発見された。
正体
実は紫乃の息子ではなく前妻の巽綾子の実子であり、産まれた病院で紫乃により嬰児交換される。
遺言が発表されるまでは大事に育てられ立派に成長し、紫乃を母親と慕っていたが、その育ての母により殺害されてしまう。
殺された理由は大きく2つ。
- 紫乃の実子である龍之介に家督を相続させる為。
- 相続が決まった時の龍之介を嘲笑った顔が、紫乃のトラウマをフラッシュバックさせたから。
何一つ負い目がないにも関わらず実の母親(だと思っていた義母)に殺害されるという、金田一シリーズの被害者の中でも屈指の悲惨さは現在でも語り草である。
『金田一少年の事件簿外伝犯人たちの事件簿』では彼の生首を模した物体を征丸ジェットコースターのアイコンにされ、ますます哀れみが増した(元ネタはき○んしゃトーマスだろうか)。