神谷越路郎
かみやこしじろう
概要
CV:沢木郁也
「人を活かす」ことをスローガンに掲げた活人剣の道場・神谷活心流の創始者。
物語序盤では、剣術家で水墨画家の父(薫の祖父)と共に故人扱いになっていたが、後の『北海道編』で生存の可能性を示唆した。
来歴・人物
剣で人を殺すことを良しとせず、「剣で人を活かす」活人剣・神谷活心流の剣道道場を創設。
門下生は10人前後ほどだったが、アニメでの回想では門下生の数が多かった。また、アニメでは第1話から11年前、娘の薫が幼いころに自身の弟子だった比留間伍兵衛が殺人剣を振るい、真剣で同門を斬り付けた上、師範である自身にも斬り掛かろうとした為に怒り、その場で動かず襲い掛かってきた伍兵衛の右手の親指を木刀で圧し折り、満足に剣を震えなくし破門した(これがアニメオリジナルストーリーでの伍兵衛の噛ませ犬役的な活躍を作ることになり、なおかつ彼が逆恨みを起こして神谷活心流を陥れる原因をも作ってしまう)。
ある日、西南戦争に従軍する。小説『銀幕草紙編』では、元・新撰組三番隊組長・斎藤一と同じ隊に所属しており、戦いの際には相手を殺さないように峰打ちを心掛けていたなど、ここでも慈悲を惜しまなかった。
そのことが災いして戦死したとされるが、後に生き延びて北海道に流れ着いたことが示唆されている。これが、後の『北海道編』での伏線となる。
読み切り版『るろうに~明治剣客浪漫譚~』では
本編では既に故人。3人の子供がおり、長女・恵、次女・薫、長男・弥彦というすごい設定。
幕末時代の「抜刀斎(後の剣心)」と知り合いであり、流浪人(後の剣心)にもその人柄を「人の良い」と評されている。自身の剣の腕は「娘」の恵は「それほど強くは…」と語られているが、「息子」の弥彦は「『抜刀斎』の次に強かった!」と信じていた。