概要
1941年1月3日生まれ。本名は篠田 志麻(しのだ しま、旧姓・岩下)。俳優の父・野々村潔と元新劇女優の山岸美代子の長女として生まれた。
1958年のNHKドラマ『バス通り裏』に十朱幸代の友人役として出演し女優デビュー、映画では2年後の1960年(昭和35年)の『乾いた湖』(篠田正浩監督)でデビューした。松竹映画には1960年から1976年(昭和51年)まで16年に渡って在籍し、その屋台骨を支えた。
1966年にデビュー作を手掛けた篠田正浩監督と結婚。
40代に入ってからは映画『極道の妻たち』シリーズへの出演(この間制作された10作品中8作品で主演)が有名。
2000年に発表された『キネマ旬報』の「20世紀の映画スター・女優編」で日本女優の10位、同号の「読者が選んだ20世紀の映画スター女優」でも第10位になった。
2004年(平成16年)、紫綬褒章を受章。2012年(平成24年)、旭日小綬章を受章。
日本メナード化粧品のCMに長く出演していることも広く知られており、2000年(平成12年)に28年という、専属タレント契約としては世界最長の記録がギネス世界記録になっている。