概要
ビッグコミックにて2000年~2013年の期間連載。作画ははしもとみつる、原作は大石けんいち(第1巻)・鍋島雅治(第2巻~第21巻)・九和かずと(第21巻~最終巻)の3人。作品監修は実際に築地魚河岸三代目を経験した小川貢一であり、彼と声優の平野文の経験も活かされている。
2008年には大沢たかお主演で映画化されている。
あらすじ
妻の父の跡を継いで築地魚河岸の仲卸『魚辰』の三代目を務めることになった元リーマンの主人公「赤木旬太郎」が、築地で起きるトラブルや厄介事に巻き込まれながらも奮闘する。
基本的な構成としては、魚の知識はサッパリだが同じ魚の時期や産地の違いすら見分ける確かな舌を持つ旬太郎が、様々な魚や海産物を食べ比べ、客に最適な売り物を見つけ出すという物。
旬太郎自身は魚を売る側の職業だが、勉強のため元板前の「戸川英二」や漁師の息子「木村拓也」といった魚辰の先輩、市場の仲間が連れて行ってくれる店などから出された料理を旬太郎が食べるという形で、グルメ漫画として成り立っている。客が料理人の場合には客から料理を振る舞われる回もある。
単行本では巻末に小川貢一と平野文によるクッキング漫画も掲載される。
外部での扱い
三代目の純真かつ真顔な表情がネット住民に受けたのか、boketeやふたば☆ちゃんねるでは三代目の煽り耐性が低く、オチで刃傷沙汰になるコラ漫画が多数投下された。
Pixivで本タグを検索すると作品の大半が『真顔の三代目が包丁を持って威圧している』ものだが、この包丁も後付のコラである。