プロトエンペラー
ぷろとえんぺらー
徳田ザウルス作「ダッシュ!四駆郎」に登場するマシン
概要
皇が作ったマシン。漢字表記は「原始皇帝」。ボディカラーは紫。レーサーは鬼堂院陣。彼が『ダッシュ軍団』結成以前に『ダッシュ0号 地平』の能力を見様見真似で製作。前身であるミニ四駆チーム解散後に送ったもの。
カーボン製シャーシ、テフロン樹脂ギヤ、チタンシャフトを装備(ここまではエンペラーも同じ)。更にブラックユニット(デフ機構)が搭載され、コーナリングもスムーズ。
車体色が紫色と言うこともあり登場初期はフロントカウル部分に筆記体で「Deep Purple」と書かれていたが(紛れもなく元ネタはコレ)、商品化にあたって「PROTO EMPEROR」に変更されている。
立体物
最初はボディのみの限定品で手に入れるのが困難であった。2000年代に入って05年に限定品だがメモリアルボックスVol.5でのボディ同梱をきっかけに、 09年に初めてVSシャーシでキット化された(こちらも限定品)。現在ではスーパー2シャーシの物が登場、通常販売となった。
「ダッシュ!四駆郎」単行本6巻(初版発行は89年12月)の巻末おまけ漫画で作者の徳田ザウルスは「読者の熱い思いにこたえて、キット化されるかもしれないのだ!!」と語っているが、ボディ単体ではなくキットとして発売されたのはそれから20年も経ってのことだった。
余談
デフ機構を備えた「ブラックユニット」は、当時最新の高性能RCに採用されていた新機構「ボールデフ」が採用されていた。皇快男児にそれを見抜かれたチームUの監督、博(ポー)は「ホライゾンの進化は新たな進化を迎えた」と喜々した表情を浮かべていた。