在来種
ざいらいしゅ
古くからその地域に生息している生き物。ここでは日本での在来種を説明する。
概要
在来種(ざいらいしゅ)とは、その地域に古くから生息している生き物を指す言葉である。
これに対し、海外などよその地域から持ち込まれ放されたり逃げ出したり、輸入された貨物や資材に潜んでいたり、船から排出されたバラスト水に紛れ込んだり....など人為的な要因で持ち込まれ定着した生き物は外来種という。
在来種の中でも特にその地域にしか生息していないものは固有種という。「ニホン〇〇」と呼ばれるものは全て日本固有種...ということはなく、例えばニホンジカは日本だけでなく中国やベトナムなど東アジアに広く生息する。逆にシュレーゲルアオガエルなどはいかにも外来種のような響きだが、本州・四国・九州とその周囲の島のみに分布する日本固有種である。
日本固有種でも元々生息していなかった地域で発見された場合(北海道でのカブトムシなど)は「国内外来種」となる。
メイン画像のアオダイショウも日本固有種のひとつである。