概要
シャムハト(Fate)とはFateシリーズに登場するキャラクターである。
プロフィール
出演作品| Fate/strangeFake
性別| 女性
身長| 推定170cm(アニメ版設定のエルキドゥと同じ身長)
経歴
Fateシリーズに登場するキャラクター。
Fate/EXTRA-CCC(略称CCC)では容姿も描かれず、名前も表記されなかったが、多少の言及のみ語られ、漫画版Fate/strangeFake(略称Fake)でその容姿が描かれた。
人物
男女の垣根を越えた美しさを持つ聖娼。
(Fakeでは出会う経緯の記載がない為、詳細不明。CCCではアヌ神によって出会うこととなる。)
CCCではアヌ神の命により、知恵も理性もなく、性別すらなかった空っぽの泥人形状態だったエルキドゥに教育者として会いにきて、知恵と理性・天と地の理を全て教えたとされる。
エルキドゥは「鏡すら見たことのないワタシにとって、そのヒト型は自己を知るいい教師となった。」と言及しており、SG1のギルガメッシュの「始まりが何者の写し身であろうと」という発言から推測すると、エルキドゥの容姿やヒト型となった過程や経緯も、Fakeの方と同じだと思われる。
Fakeの方ではもう少し細かい記述があり、性別すらなかった泥の塊(泥人形)だったエルキドゥは、出会って一目見て、男女の垣根を越えたその美しさに心奪われ、六日七晩、共に過ごすうちに、シャムハトを真似るように徐々に己の姿を人間へと近づけながら、己にも聖娼としての美しさを宿して彼女の容姿に模した事で、多くの力を失い、入れ替わりに人としての理性と知恵を手に入れて、エルキドゥは人の姿になったと説明されている。
CCCでもFakeでもエルキドゥの教師である。
本人の性格は掘り下げがないので、現状では不明だが、エルキドゥに慈愛(親の愛)を与えたのと、エルキドゥが一方的な戦いを好まない。他人を戦いに巻き込まない。自分から攻撃しない。無抵抗の者を攻撃しない。人間を含めた生き物を平等に尊重(尊敬)し、傷付けない優しい性格に育ったのは、親であるシャムハトと彼女(たち)が育てたからだと窺えるので、シャムハトはエルキドゥと同じく慈悲深い性格だと推測できる。
ちなみに、成田氏が書いたFakeの方のシナリオでは、エルキドゥに子ギルの話を聞かせていたみたいなので、子ギルとは顔見知りの可能性がある。
奈須きのこ氏が書いたCCCの方では言及がない為、顔見知りなのかは不明。
その他
エルキドゥの容姿は、シャムハトの容姿に模しているため、彼女と双子のように瓜二つであり、違いは、髪の色と肌の色と、瞳の色、そして恐らくバストのサイズくらいである。(Fakeの漫画版を見ての推測)
身長はエルキドゥは可変だが、アニメ版の設定では170㎝だったので、それに合わせて170㎝の可能性があるが、現状では不明である。
エルキドゥの性別に関する言及は、今のところ曖昧にされ、説明もされず、CCCにて「性別はない」と多くのファンからは、そう解釈されてはいるが、無性と説明されたというよりは、「性別に関しての言及がない。」といった状態で、無性なのかすらハッキリとした記述はない。
しかし、「シャムハトの容姿に模している。」という設定と、アニメ版マテリアル(表情集・設定資料)には、
「胸はペッタンコ」「男性っぽくもある女性」と記載されている為、幾分引き締まっているように感じられ、どちらとも受け取れる(中性的)ように描かれていると説明されつつも、女性体であるとは推測はできる。("感じられる"なので、引き締まっているように見えるだけで実際はそうでもない場合(可能性)もある。)
なぜ、胸がペッタンコで中性的に見えるなのかは、設定を考えた者からの言及がないので、現時点では不明である。
ちなみに、胸がペッタンコという表現は、女性の胸にのみ使用される表現である。
エルキドゥの性自認に関しても、あくまで現時点では推測ではあるが、人になった過程・経緯は、シャムハトの男女の垣根を越えた美しさに心奪われ、真似るように己にも聖娼としての美しさを宿して、同じ容姿に模したという点や、フワワの正体、性自認が男性だと推測できるキングゥとの明確な区別、ギルガメッシュのエルキドゥへの態度(面影を重ねて求婚してきたり、SG2での反応など。)、新宿のアーチャーがエルキドゥを「エルキドゥ嬢(くん)」と呼ぶ、 己を道具だと律する徹底ぶりから見て、エルキドゥは身体も性自認(心)も少女(女性)だと思われる。
無性別なのは、シャムハトと出会う前のまっさら(空っぽ)だった泥人形状態だった時の話である可能性があり、現時点では推測だが、ヒト型になってからは女性である可能性はある。(しかし…ヒト型(女性)とはいえ、泥人形として神造兵装(道具)として見て、無性別と捉える(解釈する)人が多いのかもしれない。)
だが、彼女(たち)やシャムハトに育てられて無性別(道具)から女性(人)になったという推測もありえるので、現状ではそう推測しておきたい。
エルキドゥとシャムハトは、Fate/EXTRAに登場したナーサリー・ライム(Fate)とそのマスターのありす(ナーサリー・ライムが容姿を模した相手)と同じ、もしくは、似たような関係性なのかもしれない。
*型月の方では、聖娼はどういう仕事なのか不明なので、念のため原典の方と混ざらないようにリンクは付けないでおく。
原典の方と型月の方を混同しないように注意
(原典の叙事詩におけるエンキドゥは、男として描かれていて、原典ではシャムハトは、ギルガメシュの命令で毛むくじゃらの大男のエンキドゥの元に向かったが、型月では、神による命令で教育者として性別すらない泥の塊(泥人形)状態だったエルキドゥに会いに来たと説明されている。
また、こちら(型月世界)では、エルキドゥという名で原典の方と名前が違っていたり、性別も男性ではない事はハッキリされていて、聖娼としての美しさを己に宿して、泥の塊の姿からシャムハトの容姿を模した事でヒトの姿になった。聖娼と同じ姿であるという模した経緯や、作中で神の泥を母胎として描いている辺りから見ても女性と見る事なら可能な無性別表記の泥人形である。
こちら(型月世界)での、ヒトの姿になった過程・経緯は、原典のエンキドゥのような力を吐き出したのではなく、健全な関係で共に過ごし語り合った事でシャムハトを尊重(尊敬)し、また一目見てその美しさに憧れて、聖娼としての美しさを己にも宿してシャムハトと瓜二つの容姿になった事で力を失い、入れ替わりに人としての理性と知恵を得てヒトとなったので、経緯・過程、容姿、性別、名前などのエルキドゥの様々な設定も、シャムハトとの関係性の設定も、原典の方とは全く違うので、一緒にしないように注意すべし。
このように、シャムハトとは原典のような男女の関係ではなく、型月世界では、同性同士の教師と生徒のような親娘のような健全な関係なので、解釈や二次創作を書く(描く)際に設定なども原典の方と混ざらないように(混ぜないように)改めて、注意が必要である。
ちなみにエルキドゥという名は、エンキドゥの別名でもないし、翻訳違いや発音の違いでもないので、原典の方にはない名前である。完全に型月オリジナルの名前なのかもしれない。
海外では、理由は不明だが、同じエンキドゥ名になっている。