概要
『Fate/Grand Order』第2部第4章「創世滅亡輪廻ユガ・クシェートラ」に登場するキャラクター。
賑やかな市場のあるビーチュの町で、娘アーシャと2人暮らしをしている。
性格は堅く、あまり人当たりのいい方では無いように見えるものの、それは娘アーシャを守ろうとする父としての姿を傍から見た側面であり、アーシャに対しては大事な場面では𠮟りつけつつも護る姿勢を行動で示す。アーシャにとって最も大切な人であり良き父。
一方、個人としての彼自身を見ると、この世界ではあまりいないタイプの人間であることが窺える。
- 怪我をした飼い犬ヴィハーンのことを見て、走れない犬に価値はあるのかと心の中で神に問う
- カルデア陣営へ抱いた第一印象はよろしくないものだったが、ユガの周期がクリタ・ユガに突入して人心が穏やかな周期になっても彼はまったく態度を変えない
このことから、彼はどうも物事の本質を見抜く目や、人一倍強い自我を持っているらしい。それを表すように名前はインドの言葉で「不屈」を表す。
上記のヴィハーンの件での一言は、この世界の「不要なものがユガの周期毎に消し去られる裁定」そのもの。
カルデア陣営に対しての感情も、ユガに影響されない以上、ドヴァーパラ・ユガへ突入して人心が荒廃していた影響とは別種の理由で悪印象を持っていたことになる。
後に、ある周期のカリ・ユガの際、いつにも増して激しい襲撃を仕掛けてきたカリの集団と戦った際に怪我をした影響で、ユガの終わりに消し去られてしまう。そして、無数のユガ周期そのものをまとめる、より大きな単位である大ユガ自体にも終焉が迫っているこの時、裁定の際に整合性が上手く取られていなかったのか、アーシャは彼のことを忘れきることができなかった。アジャイ個人の記憶はなかったが、誰か大切な人がいることを、目に涙を浮かべながら思い出そうとしていたのである。
概念礼装「家族の肖像」の絵を見ると、本来ならば結婚相手である妻がおり、アーシャ以外にも6人もの子供をもうけた大家族の主だったらしい。
ちなみに、初登場となった2部4章の配信日は2019年における父の日の前日(6月15日)だったりする。