6葛
ろくかさ
「生きる悦びを…教えてあげよう」──シックス(漫画「魔人探偵脳噛ネウロ」第186話)
関係性
シックスは原作終盤に登場する犯罪集団「新しい血族」の首領。人類の先を行く進化を遂げた唯一の新種であり「絶対悪」と呼ばれる悪のカリスマである。
葛西は「新しい血族」の幹部「五本指」の一人。シックスの友人でもある放火魔。
ラスボスと腹心である。
原作での描写
第97話
第96話で初登場した葛西。甥の穂村徹行を自らの所属する組織へのスカウトに訪れるも、犯罪者としての仕上がり具合が悪かったため諦める。そしてその組織の首領の魅力を5ページに渡って語り、出ていった。
第107話
葛西がシックスの存在を仄めかす。
第120話
シックス初登場。国際捜査官アンドリュー・シクソンは、シックスの成り代わりであった。アンドリューの拷問を葛西が隣で見ているシーンを、シックスは笑顔で回想する。
今まさに行動を開始したシックスのことを葛西は一人、モノローグで語る。
シックスも葛西について語る。葛西はシックスの部下であり、思った成果を上げられなかったため、結果としてシックスが自ら動いたことが明かされる。
第122話
シックスの命令を完遂できなかったリコが罰として自殺する様子を横目に、シックスと葛西は二人で会話を続けていた。葛西もシックスの指示を完遂はできなかったが、罰は特に無かった。
第132話
葛西の立ち位置は、新しい血族の首領であるシックスの隣であった。
第133話
美女ジェニュインが、シックスの靴を舐める。シックスは4ページに渡り彼女に奉仕をさせながら、話をしたのは最初の1ページのみで、残り3ページは葛西と喋り続けた。
第134話
葛西、誰に聞かせるでもなくシックスのことを語りながら宣戦布告を行う。
第139話
葛西がシックスの命令により、失敗したDRを処刑。記念撮影をして送るように指示をされていたため携帯電話で一部始終を録画するも、その間ずっとシックスのことを語っていた。
第140話
第141話
葛西がシックスの話を出していた。
第145話
ジェニュインと電話をする葛西。シックスのことを気にする。そして再び、炎でシックスの象徴たる「6」の字を描いて宣戦布告する。
第162話
葛西、指揮官であるジェニュインに対して、前線に来るよう煽る。
第164話
シックス、ジェニュインを前線に赴くよう煽る。
第165話
シックスがものすごくドSであると語るジェニュインに対し、葛西は「よーーく知ってますが」と冷や汗を浮かべながら返す。
第170話
ジェニュインによってシックスという存在が徐々に明らかになっていく。そこに、シックスと葛西の電話シーンが挟まる。葛西が現状説明をするもシックスは余裕である。その理由を葛西はすぐに察するが、シックスはそれに対して「察したな。私はおまえのそういう所が好きだよ、葛西」と笑顔であった。
第171話
シックスと葛西は、話を跨ぎまだ電話をしていた。前話から数えると9ページの間二人で話をしている。
この回で、ジェニュインの加入時の様子が描かれる。これまで他の血族の加入時には、ジェニュインがシックスに付き従っていたが、このジェニュイン加入エピソードにおいてその役目は葛西が担っており、葛西が最古参であることが明かされた。
第175話
シックスの来日を、葛西が出迎える。
葛西はシックスに対し「あんたは地球上の誰よりも永く生きる」=「あんた以外の他の全てが先に死ぬ」と思っており、その上で「あんたよりコンマ1秒でも長生きしてみたい」と自らの望みを口にする。
シックスはこれに「おまえが私を満足させ続けてくれるなら…私の次ぐらいには長生きできる」と返し、葛西のことを「友人」と呼んだ。
第176話
葛西は、街で偶然出会った早坂幸宜に絡みながら、シックスの話をしていた。
第177話
北欧美女シューラと夜景の見えるレストランでディナーをする葛西。美女相手にロマンティック(バブル風)なテロ行為で、燃え盛る夜を演出するも、3ページに渡りシックスの話をする。
その後コミックスでの描き下ろしイラストで、美女には振られたことが明かされた。
第178話
取引相手との商談を終えたシックス。先程まで話していた取引相手のことを臆病と評しながら「どうせ臆病なら…葛西のようにやればいいのに」と、部下相手に葛西の話をする。
第181話
パチンコをしながら一人大声で盛り上がる葛西。シックスのことを話し、思い浮かべながら大笑いしていた(パチンコは負けていた)
第182話
葛西は静かにテロ工作をしながら、モノローグでシックスの話をしていた。
第184話
警察と戦いながら「シックス曰く」と、葛西はシックスの話を出す。
第185話
葛西は血族で唯一、シックスの強化細胞を入れていないことが判明。
第186話
葛西がシックスの細胞で肉体強化をしていない理由と、シックスより長生きすることへの拘りが語られる。
死の淵に立った葛西が思い出すのは、シックスとの出会い。かつて死に場所を探していた葛西に、死の恐怖と生への執着を生まれて初めて与えた男がシックスであった。
第187話
シックスが葛西の話をしていた。
第191話
最終決戦、五本指全員の能力が使えると豪語するシックス。しかし唯一強化細胞を拒否した葛西の能力だけは、シックスには無いのである。
第195話
追い詰められたシックス。自らのクローンであるXの言い放った「新しい血族なんてあんた1人でやってろよ」という言葉が、かつての葛西との会話を思い出させる。そして3ページに渡り、葛西と二人きりでの食事シーンを回想する。シックスはワイン、葛西はワンカップを片手に向かい合っていた。
回想後は「正しいよ、葛西」と述べ、脳噛ネウロとの決着を急ぐより、種として生き抜くことを現状の目標として据える。
第198話
シックスという唯一種の誕生と絶対的な悪意についての解説が流れる。シックスの求めた手足として描かれた中には、葛西の顔は無かった。
最終話
生きていた葛西が、シックスのことを語りながら登場する。