作品としての『魔界都市』
美貌の人捜し屋(マン・サーチャー)、秋せつらを主人公とした怪奇アクション小説。
正式表記としては『魔界都市ブルース』が正しいのだがPixivではこちらがよく使われる。
せつらの呼び名から通称マン・サーチャー・シリーズとも呼ばれる。短編と長編が出版されているが、長編には『魔界都市ブルース』の表記はない。
あらすじ
繁栄を誇った新都心・新宿は謎の大地震・魔震に遭ったことが原因で妖獣が棲み、異能の犯罪者集団や暴力団の巣食う『魔界都市《新宿》』へと変貌した。
そこで老舗煎餅屋『秋せんべい店』を営む美青年・秋せつらは、本業の傍ら人捜し屋も経営していた。
せつらの指先から妖糸が繰り出される時、彼は悪を断つ"非情の魔人"に変身する。
彼が見た『魔界都市』に住む人々とは・・・・
舞台としての『魔界都市』
あらすじに記した魔震(デビル・クエイク)によって壊滅した東京都新宿区が復興した後の呼び名。
数々の怪奇現象と魔術、最新の科学技術が混在する。深い亀裂によって他の地域とは隔離されており、ゲートと呼ばれる橋が往来の手段となる。
外部から訪れる観光客は帰りのゲートで禁制品(武器や薬品、呪いの品など)を持ち出していないか厳重にチェックされ、発見されると直ちに没収される。